現地レンタカー会社の日本人窓口の要として働く
(転職成功インタビューVol.5/深迫さん)

現地レンタカー会社の日本人窓口の要として働く(転職成功インタビューVol.5/深迫さん)

自己紹介

1983年生まれ、40歳です。大阪府八尾市で生まれ、高校まで大阪で過ごしました。高校生の時オーストラリアに1年間留学を経験、その後大阪に2年、21歳から6年間東京、大阪に戻り3年、その後ベトナムに来ました。今年でちょうど10年になります。

趣味は音楽を聴くこと、ミステリー小説を読むこと。新しいお店やカフェを開拓するもの好きです。

 

職務経歴

高校卒業後、19歳から飲食店のインターネット事業部門でマーケティングをしていました。飲食店の立ち上げ、広告全般(雑誌、インターネット)を3社で担当しました。27歳から30歳は広告代理店でWebサイト制作、マーケティングを行いました。

ベトナムに来てから1年間は仕事から離れて過ごしていましたが、友人とうどん屋を開業し9か月ほど運営に携わりました。

その後、人材会社2で合計5年勤務しました。

 

Q1.海外転職を目指した理由は何ですか。

もともと海外に住んでみたいという気持ちがあり、それに加えて、日本での生活環境に辟易する部分もあって、友人が住んでいたベトナム/ホーチミンに行ってみようと思い立ちました。暖かいところに住みたいと思っていたので、たまたま友人が住んでいたホーチミンを選びましたが、結果として自分にベストマッチであったと満足してます。

 

Q2.どのような海外転職活動をされていましたか、また、転職の軸、国の優先順位など教えてください。

実はベトナムで1回目に転職した際は転職活動というものをしませんでした。その時既に1年ベトナムにいて、ベトナム人と働いた経験があったので、知人から仕事の紹介をいくつか受け、その中の企業とご縁があり入社しました。現在の仕事についても、前職を辞めるタイミングで知人や友人からの紹介で決まりました。いくつか紹介いただいた中で仕事を選ぶ際には、現地の日本人の方の役に立てるかどうか、を軸としていました。

 

Q3.現在の会社で働くことに決められた理由は何ですか。

ちょうど前職を退職して、次の仕事を探そうとしていたときにHRnaviさんを利用し、現在のお仕事を紹介いただきました。カスタマーサポートの仕事は、かねてより自分のやりたい事であった現地の日本人の方のお役に立てる仕事だと思ったこと、ローカル企業であり挑戦したかったことも理由に挙げられます。

 

Q4.現在の会社ではどのようなポジション、業務を担当されてますか。

カスタマーサポートとしてお客様の車に関わること全般を担当しています。

例えば、ドライバーが休んだ時や、事故が起きた時のお客様とベトナム人スタッフの間の連絡や、代わりの車の手配など、また、ゴルフや旅行のサポート、カウンターセールス、問合せがあった時にサービスの紹介など多岐に渡ります。

サービス紹介では、価格表通りの提案ではなく、お客様のご要望を聞いて料金、プランをフレキシブルに提案しています。

 

Q5.これまでの業務経験で活かせているポイントはございますか。

臨機応変な対応力だと思います。

マーケティングの考え方では、1つの業務に対して複数の選択肢から最適なものを選ぶというのがあります。その思考でマニュアル通りの対応ではなく、ケースバイケースで対応して、最適解を提供できるというのが、これまでの業務経験から活かせているポイントかと思います。

 

Q6.ベトナムにお越しなられて、仕事面、プライベートとも第一印象はいかがでしたか、また日本とのギャップで驚いたことはどんなことですか?

仕事面では、日本人が代表の日系企業ですと、日本で働くのと変わらないなという印象でした。現在はベトナム人が代表のベトナム企業なので、日本との違いは感じます。例えば、ベトナム人は割とステレオタイプな働き方が多い、と言いますか、あまりイレギュラーな対応が得意でない印象があります。また、割と考え方が頑固な印象があります。日本人である自分とベトナム人上司の意見が食い違った時、周りのスタッフが、意見の中身よりもベトナム人だから、とか上司だからという理由でベトナム人上司の味方につくような場面が時々あります。そういう時に考えを受け入れてもらうのが少し大変です。

 

一方、日本と比べて良い点はプライベートを重視し、サービス残業をしないところです。日本にいた時はサービス残業をしてこそ努力が認められ、評価されるような文化がありましたが、そういうのがありません。働く時間ではなく、仕事で実績を出した時に評価されるのがいい点だと思います。

また、気持ちの切り替えが早い点がいいです。問題が起きた時、日本では1日中空気が重くなりますが、ベトナムではその時だけで後を引きません。解決はしていなくても気持ちの切り替えが早いです。重い雰囲気が続いていると次の依頼がしづらいですが、ベトナムでは気にせず依頼できます。人間関係にストレスがないので働きやすいと感じています。

 

プライベートで驚いたことは、ベトナム人女性のオンとオフのギャップです。特にホーチミンでは紫外線を気にして日中は肌を出さない女性がほとんどですが、夕方になり日が沈むと日焼けを気にしなくてよいので露出度の高い服装の女性が多くなります。また、仕事中は服装もメイクも地味ですが、アフターファイブや、パーティーなどでは着飾り、メイクも派手になってそのギャップが大きく、驚きました。

 

最近困っていることは、銀行が外国人に厳しいことです。海外送金の際、エビデンスを求められるようになりました。

また、以前は使えていたキャッシュレスアプリが使えなくなり、困っています。

それ以外ではここ34年で様々なサービスが良くなっているように思います。最近感じたのは航空会社のサービスです。日系と比較しても負けていないと思います。

 

(創業10周年記念のイベントでの1枚

Q7.お仕事で問題に直面した際に、ご自身で克服に向けてどのように取り組まれましたか。

仕事のことを考えずにリラックスすること、そして寝ることです。

昔はクラブに行って、ただその場の雰囲気に浸ることで気持ちをリセットしていました。

問題を乗り越えるポイントはリラックスすること、好きなことを楽しむことです。

 

Q8.ベトナム転職を実現されて、現在に至るまでの感想フィードバック

私は寒いのが苦手なので暖かいところに住みたいというのと、花粉症なので花粉症のないベトナムホーチミンは私にとても合っています。また、ベトナムでは会社の中での出世争いがなく、人付き合いのストレスもありません。仕事も生活もストレスがなく、心地よく過ごせているので、当面はよっぽどのことがない限り日本に帰ることはないと思っています。

 

Q9.今後のキャリアプランについてどのようにお考えですか。

ベトナム生活10年経ってみて、このまま上手くいけばいいなと思っています。ライフプランとしては、ホーチミンでなく、バオロクやダラットなどのベトナム中部の山の中で仕事が出来たら最高だなと思い描いています。

 

Q10.ベトナム生活におけるプライベートの過ごし方

カフェに行ったり、小説を読んだりしています。また、フットサルに週1回参加しています。

疲れたなと感じた時はバイクで旅に出て気持ちをリフレッシュします。

 

Q11.海外転職を目指される方にアドバイス

気張らずにベトナム生活を楽しんでください。

海外へ来るとマネジメントを任されるチャンスが多いと思いますが、気合いが入っているとその分ストレスを感じてしまいます。ベトナム人に対して不満を感じてしまうことにも繋がります。せっかくの海外生活ですので、ベトナムの文化や食べ物に触れて、ベトナム生活を楽しむことに重点を置くことをおすすめします。


(会社ビル前での集合写真

嶋村 拓史(パートナー、ハノイ支店代表)

取材担当者嶋村 拓史(パートナー、ハノイ支店代表)

「2017年4月からHRnaviで勤務、ベトナムで人材コンサルタントとして第二の人生をスタートしました。現在は当社代表パートナー兼ハノイ事務所責任者として業務に従事。弊社では現地に根付いた専門コンサルタントが常駐しており、現在まで長年にわたり数多くの方に現地での就業、生活でのアドバイスを行ってきました。ベトナム就業に興味をお持ちの方いましたらぜひ当社までご相談くださいませ☆」

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