ベトナムでお仕事や生活される際に、ベトナムの祝日、カレンダーはどうなっているか気になる方も多いのではないでしょうか?
土曜日・日曜日とあわせた連休などで、ゆっくりお休みの期間にリフレッシュしたい方も多いかと思います。
本記事ではベトナム祝日についての解説を含め、2024年の祝日カレンダーを公開します。
ベトナムの祝日の日数
ベトナムの祝日は、年間11日となっており、日本の16日と比べて少し少ないです。
日本で祝日がない月は6月だけですが、ベトナムは3月、6月~8月、10月~12月と祝日がない月が多くあり、ベトナムで生活していると日本の祝日の多さを羨むこともあります。
その一方で貴重なお休み・連休の有難みは大きく、ベトナム在住の日本人の皆さんは、とても充実した日を過ごしているのも事実です。
ベトナムの祝日
元旦(新暦正月)
ベトナムは中国やシンガポールと同様に旧暦を採用しておりますが、新暦の1月1日にも新年をお祝いします。
企業によっては新暦の大晦日を会社の休業日にしているところもありますが、多くは大晦日が土曜日や日曜日でない限りは通常営業しています。
新暦正月、1月1日に新年を迎えると同時に各所でカウントダウンイベントがあり、花火が打ち上がるので、市街地の中心部などでは身動きが出来ないくらい混雑します。
テト(旧暦正月、旧正月)
テトは、旧暦の12月30日(大晦日)と旧暦の1月1日(元旦)から1月3日の3日間を含む前後の5日間です。
この5日間や、前後の期間を総称してテトと言われています。
テト期間は、毎年ベトナム政府機関によって調整・決定されております。
毎年のカレンダー(土曜日・日曜日)の関係により休暇の長さが変わってきます。
ベトナムの祝日の中で、ベトナム国民が最も大切にしているのが旧正月を祝うテトです。
テト前には、街の至るところでテトの飾り付けが行われ、街中が華やいでいて、一年の中で最も活気が溢れています。
その一方で、旧暦元旦のカウントダウンが終わると、観光施設やレストランなどの商業施設がしばらくの間休業するので、テト期間中はいつもの日常とは違う閑散とした街を見ることができます。
新暦正月と同様に旧暦元旦には新年を迎えるためのカウントダウンイベントや花火が打ち上がります。
フン王の命日(旧暦 3月10日)
バンラン王国の国王であるフン王を祀る日です。
フン王は伝説上の王様といわれており、情報によっては初代国王とされていますが18代続いた王の総称とも言われています。
ベトナムの東北部にあるフート省のフン寺では、毎年旧暦3月10日にはフン王のお祭りが催されており、毎年400万人以上が参加するこのフン王のお祭りとフン王信仰がユネスコの無形文化遺産になっています。
南部解放記念日
1965年11月以降、北ベトナムと南ベトナムの間で行われていたベトナム戦争の終結を記念した祝日です。
1975年4月30日に南ベトナムの首都であるサイゴンが陥落し、南ベトナムの無条件降伏を経てベトナム戦争が終わりました。
新暦元旦や旧暦元旦同様にベトナム各地で花火が打ち上げられます。
メーデー(レイバーデー)
世界各国で労働者の日とされる5月1日はベトナムでも祝日となっています。
1946年ハノイ市で労働者2万人が集まる大規模な集会が行われたことを機にベトナムの祝日になりました。
日本ではメーデーという呼称を用いられることが多いですが、ベトナムでは英語で表記する際はレイバーデーやレイバーズデーとされます。
建国記念日(国慶節)
太平洋戦争時、日本の植民地下にあったベトナムは、日本の終戦後の1945年9月2日に「独立宣言」を発表し、社会主義国家としてベトナム民主共和国が誕生しました。
ベトナムでは建国記念日としている一方、日本からの独立という一面もあります。
また建国記念日は、ベトナム1年の最後にある祝日になっています。
ベトナムの祝日カレンダー2024
お待たせしました!
2024年度のベトナムの祝日は以下の通りです。
※ベトナムの祝日は、日本と同様に祝日が休日と重なった場合は振替休日があります。
- 1月1日(月):新暦元旦
- 2月8日(木):旧暦12月29日
- 2月9日(金):旧暦大晦日
- 2月10日(土):旧暦元旦
- 2月11日(日):テト休暇
- 2月12日(月):テト休暇
- 2月13日(火):テト休暇
- 2月14日(水):振替休日
- 4月18日(木):フン王の命日
- 4月30日(火):南部解放記念日
- 5月1日(水):メーデー(レイバーデー)
- 9月2日(月):建国記念日
※2月のテト休暇の日程は政府の発表により変更する可能性がありますのでご注意ください。
事前に祝日をチェックして、ご旅行や日本への一時帰国など、素敵な休暇となることを願っています。