美しい自然に囲まれた日本。富士山、桜、紅葉など、世界に誇る自然の宝物がたくさんあります。人柄もとても親切で、おもてなしの精神が強いです。
鉄道網が非常に発達しており、公共機関を使えば山、海、湖、森、温泉など四季を感じたり、羽を伸ばしたり、と行きたい所にすぐ行けます。日本が魅力的な国である理由は、それだけではありません。清潔で安全な国であり、医療や教育などの公共サービスも充実しています。
住んでいると意識しませんが、海外へ旅行や移住をしてみると、日本と言う国は快適だな、と思うことがよくあります。
しかしながらベトナムも負けてはいません。物価が安く、とても親日、日系スーパーや和食レストランも豊富。国内リゾートもたくさんあります。上手に付き合えばもしかしたら日本より快適かも?と思うこともあるぐらいです。
そんな、意外にも快適なハノイライフを在住者の筆者が、お届けしたいと思います。
気になるハノイの天候
ハノイと日本の気候はどちらも温暖ですが、ハノイは日本のほとんどの地域よりも暑く湿度が高いです。
気温
日本の年間平均気温は16度に比べ、ハノイの年間平均気温は少し高い23度です。
ハノイの夏は蒸し暑く、平均気温は30度を超えます。
冬は穏やかで、平均気温は20度前後で気持ちがいいです。日によっては寒いと感じる日もあります。
降雨
ハノイの年間降水量は2,000ミリメートルですが、日本の年間降水量は1,800ミリメートル未満と、雨が少し多いです。
ハノイの雨季は5月から10月までで、この時期の降雨が年間のほとんどの降水量を占めます。
短時間に集中的に降るスコールのため、市内の一部では一時的に道路が冠水し、ひざ上ぐらいまでの大洪水のような事態が年に何度か起こります。
湿度
湿度が高く洗濯物は、乾きにくいので、室内干しや乾燥機を使用をする方が多いです。
基本的に賃貸の各部屋や共用部に乾燥機が備え付けられているのでご安心ください。
一度乾燥機を使うと、日本でも手放せなくなる方もいるくらい便利家電です。
空
冬場は日差しが届きにくい空も多いです。一部大気の影響もありますが、上空の寒気と湿った大気のぶつかり合いが影響し、曇りの日が多くなっています。夏場は青空が見えることも多く日照時間も増えてきます。
気候区分で見ると、ハノイは熱帯モンスーン気候、日本は温帯気候です。
モンスーン気候は、熱帯雨林気候の外縁部に発達する気候で、雨量の季節変化が明瞭な大陸の東側によく発達します。アマゾン川河口、東南アジア、インド西海岸などに分布します。
季節風の影響を受け、夏には大陸から海に向かい、冬には海から大陸に向かう風です。夏に大陸から海に向かう季節風は、湿った空気を海に運び、雨を降らせます。冬に海から大陸に向かう季節風は、乾燥した空気を大陸に運び、乾燥した状態になります。
モンスーン気候は、稲作に適しています。夏の雨季に十分な水が供給され、冬は比較的乾燥しています。しかし、モンスーン気候は、洪水や干ばつなどの自然災害が起こりやすいという欠点もあります。
ご飯が美味しい
生活における最重要項目といっても過言ではない食。この後はベトナムの美味しいものを紹介していきましょう!
ハノイには美味しい食べ物が豊富に揃っています。世界中で色々な物を食べてきましたが筆者はベトナム料理の美味しさと価格の安さに驚きました。ハノイで人気の食べ物には次のようなものがあります。
- フォー:フォーは米麺のフォーに、牛肉のスープ、生野菜、ハーブを添えた麺料理です。鳥のフォーも人気なベトナムで最も人気のある料理の一つです。
- バインセオ:バインセオは、米粉、ターメリック、エビ、豚肉、野菜を混ぜて揚げたベトナムのクレープです。ハノイで人気のあるストリートフードです。
- ブンチャー:ブンチャーは、豚肉のスライスとハンバーグのようなものを炭火で炒めた麺料理です。甘酸っぱいスープにつけてすすると最高です。
- 生春巻き:生春巻きは、生野菜、ハーブ、豚肉またはエビをライスペーパーで包んだ料理です。揚げ春巻きも同じくらい人気です。
- バインミー:バインミーは、ベトナムのバゲットに豚肉、野菜、ハーブを挟んだサンドイッチです。ハノイで人気のあるストリートフードです。
どれも日本円で200~300円前後で、おなか一杯になるので食事の物価で言うと日本の半分程度です。ハノイには他にもたくさんの美味しい食べ物があるので、ぜひ探索してみてください。
タクシーが安い
ご飯が美味しくても、物価が安いからお買い物に行きたくても、移動が面倒だと足が遠のきますよね。でもご安心ください。ベトナムはタクシーが安いんです。
ハノイのタクシーの料金は、タクシー会社や車種によって異なりますが、初乗り料金は約1万〜1万6,000ドン(約58~92円)です。その後、1km毎に約1万5,000ドン(87円)加算されます。 15分程の距離では、料金は約5万ドン(290円)になります。 有名どころのVINASUNとMAI LINHでは、クレジットカード払いのできるタクシーも増えてきています。
ぼったくりの割合が他国に比べると低いもののトラブルが無いわけではありません。メーターが早いタクシーや、渡した紙幣と似た色の低額の紙幣とすり替えてくるタクシーなどもいます。ベトナムではGrabという配車アプリが普及しているので、Grabを利用するとトラブルが少なくなるでしょう。
バイクタクシーはタクシー価格の半額程度で利用でき、ベトナム人・ベトナム在住外国人の間でもかなり利用されています。お好きな交通手段でお出かけしてみてください。言わずもがな、暑い日は車がおすすめです。バイクに乗っているだけで汗が噴き出してくるほどです。
ハノイでタクシーに乗る際の注意点は次のとおりです。
- 正規のタクシー会社を利用してください。
- メーターが動いていることを確認してください。
- 目的地をドライバーに伝えてください。
- 可能な限り乗車前に料金を聞いてください。
- チップを渡す必要はありません。
これだけ安いと、どこに行くにもタクシーを使ってしまうので、快適すぎて運動不足にならないように気を付けましょう。(筆者は時すでに遅し)
充実の国内旅行
ハノイから近いリゾート地は以外にもたくさんあります。ここでは、その中でも特におすすめの3つをご紹介します。
1.ハロン湾
ハロン湾はベトナムの北部、ハノイから約150kmに位置する世界自然遺産です。入り組んだ入り江に大小無数の島々が浮かび、その景観は「ベトナムのハワイ」と称されています。ハロン湾にはたくさんのリゾートホテルがあり、日帰りでもゆっくりとリラックスできます。
2.カットバ島
カットバ島はベトナムの北部、ハノイから約200kmに位置するビーチリゾートです。美しいビーチと透き通った海が広がり、人気の観光地となっています。カットバ島にはたくさんのリゾートホテルやスパがあり、リラックスした時間を過ごすことができます。
3.ニンビン
ニンビンはベトナムの北部、ハノイから約100kmに位置する世界複合遺産を有する地です。陸の桂林とも呼ばれ、映画キングコングのロケ地にも使用されるほどの壮大な自然を目にすることができます。日本やハノイの喧騒から離れてのんびり過ごしたい方におすすめのスポットです。
これらの観光地は、ハノイから車で2~3時間で行ける距離にあります。電車やバスでも行くことができますが、車の方が主流でオススメです。
その他にも国内線を利用すれば、2時間ほどの距離で、照り付ける太陽と綺麗なビーチがいくつもありますが紹介しているとキリがないのでpart2でご紹介していきたいと思います。
まとめ
住めば都とはよく言ったもので、筆者含めベトナム在住日本人のほどんどが、行きつけのご飯屋さん、コーヒーショップ、雑貨屋さんなど、ハノイを満喫しています。
今回ご紹介できていないおいしいご飯や魅力的な旅行先など、まだまだあります!
ハノイの魅力は奥が深いので、別記事でさらに詳しくご紹介させていただきます。