本記事では、ベトナムの南部ホーチミン市で暮らす際の生活用品の種類や価格、購入できる場所について解説していきたいと思います。
どんな生活用品が必要なのか?
どこで購入できるのか?
日本から持ち込んだ方がよい生活用品は?
ホーチミン市の基本情報
年間気温・降水量
ホーチミン市の年間平均気温は30℃前後で、常夏の街です。また、4月~10月頃が雨季、11月~3月頃が乾期といったように雨が多く降る時期とそうでない時期の2シーズンに分けられています。
雨季といっても日本の梅雨のように「ずっと雨が降り続く」というわけではなく、いわゆる「ゲリラ豪雨」のような雨が30分~1時間程度続くというような天候が多いです。まれに雨が降り続いた場合は浸水する箇所がありニュースになることもあります。
電圧
日本 | 100V(Aタイプコンセント) |
ベトナム | 220~240V(Cタイプコンセント) |
日本で使っている電化製品をそのままベトナムで使おうとすると、コンセントが合わなかったり壊れてしまったりことがあるため、コンセント変換プラグを準備し、変圧器が必要かどうか事前に確認する必要があります。特に大型の家電の場合は、変圧器の容量の確認が必要になります。
どんな生活用品が必要なのか?
生活に必要な日用品は住居によって決まる!?
入居する住居に「掃除サービス」や「洗濯サービス」が付いている場合は、掃除用品や洗剤などを購入する必要はありません。「ベッドメイキングサービス」が付いている場合は、シーツを洗う手間もかかりません。こういったサービスが付いていると面倒な家事が減った分、自分の時間に充てられそうです。
また、日本人向けの住居は食器や調理器具、家具、家電が据え置きされているところが多く、入居してすぐに生活を始められるところがほとんどです。
したがって、ほとんどの方が必要になるのは、
各種消耗品
据え置きされていない小物や家電
こだわりの日用品
が多いのではないでしょうか。
実際にどんな商品がある?
ホーチミンの中心部から車で20分ほどの場所にある、ホーチミンのコストコといわれる「MM メガマーケット アンフー」で実際に調査してみました。こちらは、ホームセンターのように日用品から食品、衣料品、文具、バイク用品など幅広い品揃えが特徴です。ホーチミンに住む日本人の方もよく買い物に来るスポットです。(おおよその価格を、1円≒168VND換算で表記。)
バス用品
シャンプー/コンディショナー
パンテーンやダウ、クリアなどがありました。値段は130000~270000VND(約771~1601円)です。
石鹼/ボディーソープ
ボディーソープはダヴやジョンソンアンドジョンソン、ライフブイがありました。およそ132000VND(約782円)~。
石鹼は一つおよそ13000VND(約77円)~。ライフブイ(lifebuoy)はホーチミンでよく見かける商品で、ボディーソープや石鹼、ハンドソープなど幅広く展開しています。
ハンドソープは64000VND(約379円)~。450gと大容量なのでしばらく使えそうです。
浴室用洗剤/浴室用雑貨
ボディタオル79000VND~(約468円)やボディスポンジ41000VND(約243円)~。こちらも好みによって選べるほど品揃え豊富です。お風呂の桶は30000VND(約177円)でした。
ドライヤーが199000VND(約1182円)~。
シャンプーなどの収納棚が183000VND(約1085円)~でした。スーパーですが浴室用雑貨も充実していますね。
歯ブラシ/歯磨き粉
歯磨き粉は約18000~92000VND(約106~525円)。歯磨き粉もアクアフレッシュなど日本人にお馴染みのブランドがあります。歯ブラシは32000VND(約189円)~。
キッチン用品
キッチン消耗品
キッチンスポンジが26000VND(約154円)~。
食器用洗剤が23000VND(約136円)~。写真の食器用洗剤も800gとこちらも大容量です。
キッチンペーパーが24000VND(約142円)~。
調理器具
東芝の炊飯器が699000VND(約4150円)。ベトナム人も炊飯器を使うので、初めからお部屋に設置されていることも。ちなみに、電気ケトルは99000VND(約588円)~。
こちらの食品保存容器が45000VND(約266円)~。しっかりとした作りで頑丈そうです。フライ返しなどの調理器具が87000VND(約515円)~。
食器類
お皿が19000VND(約112円)~。
洗濯用品
洗濯洗剤
洗濯洗剤はアリエール、OMOが主に売られています。120000~230000VND(約714~1369円)。縦型洗濯機用、ドラム洗濯機用と用途が分かれています。香りはフラワー系の香りやパウダー系の香りが人気のようで、種類も様々です。
柔軟剤入り洗剤は日本でもお馴染みのダウニーが210000VND(約1250円)。衣類用消臭剤が99000VND(約589円)でした。
洗濯用雑貨
大きな衣類物干しが599000VND(約3566円)~。乾燥機付きの物件が多いようですが、部屋干しや外干しが必要になったときでも調達可能です。この他にハンガー10本セットが39000VND(約232円)~。アイロン台が399000VND(約2375円)~でした。
トイレ用品
トイレットペーパー
メガマートオリジナルブランドのトイレットペーパーが6個入55000VND(約327円)でした。
こちらにはよくデパートなどで見かける業務用のトイレットペーパーが。700gで37500VND(約223円)でした。品揃えに圧倒されてしまいます。
トイレ用洗剤
トイレ用洗剤が27000VND(約160円)~。トイレに入れるだけのタブレットタイプの洗剤もありました。
トイレ用雑貨
トイレ用たわしが50000VND(約297円)。
トイレの芳香剤も種類が豊富で30000VND(約178円)~。
掃除用品
床掃除用品
床用のモップが120000~200000VND(約714~1190円)。マイクロファイバーのふきんを使って床掃除をする場合がほとんどのようです。
ゴム手袋
ゴム手袋が30000VND(約177円)~。
メンズ用品
シェービング用品
髭剃りが35000~240000VND(約208~1428円)。
シェービングフォームが86000VND(約512円)。一般的なスーパーではこちらの商品をよく見かけます。
レディース用品
生理用品
日本のソフィーやロリエといった商品が多く並んでいます。普通の日用20枚入りが32000VND(約190円)~。
コスメ
コットンが80枚入りで23000VND(約137円)~。メイクアップ用品をメガマートで見つけることができませんでした。コスメ用品はホーチミン市内のドラッグストアで多く扱っており、日本のキャンメイクやセザンヌ、ケイト、資生堂など馴染み深い商品も多数ありますのでご安心ください。スーパーによっては日焼け止めやリップクリームなど取り扱っていることがあります。
テッシュペーパー/ウエットシート
ポケットテッシュ10個入が26000VND(約155円)ボックスティッシュが3個組で29000VND(約232円)~。
ベビー用品として販売されていますがウエットシートが29000VND(約172円)~。
医薬品
ベトナムでは飲み薬や湿布、塗り薬などは、スーパーでは購入できず一般的には薬局で購入するようです。薬局で症状を伝えると簡単に一回分から処方してもらえるそうです。今回調査した「MM メガマーケット アンフー」のレジを通過した後の出口横に薬局がありますので、とても便利です。
害虫対策用品
飛んでいる虫をラケットで駆除する器具89000VND(約530円)。害虫駆除スプレーが59000VND(約351円)~。その他、ごきぶりホイホイや蚊取り線香などの虫対策グッツがありました。
衣類
メガマートには、下着や衣類、タオル、寝具なども販売しています。男性用下着が49000VND(約290円)~。女性用下着が79000VND(約468円)~。タオルが55000VND(約326円)~でした。市内にもおしゃれなアパレルショップがたくさんありますし、ユニクロや無印良品もありとても便利です。
どこで購入できるのか?
スーパーマーケット
ベトナムの“コストコ”といわれています。品揃えがとても豊富です。
日系大型スーパーのイオンモール。ホーチミン市内に2店舗あります。
コープマートオリジナルブランドは低価格で使いやすいです。
タイ系大型スーパーで品揃えが豊富です。
韓国系大型スーパーで品揃えが豊富です。
日本人にお馴染みの日用品店
40000VND~。ホーチミン市内に何店舗かあります。
ベトナム人にも大人気。次々と新店舗がオープンしています。
ホーチミン市内に数店舗あります。
ホーチミン市内に何店舗かあります。商品が探しやすく便利です。
日本食材店の他に100均にあるような日用品も充実しています。
2店舗目が2023年にオープン。2階には日系日用品が充実しています。
デパート
日系デパート。ブランドコスメが揃います。
ベトナム系デパート(マツモトキヨシとダイソーはこちらのデパートにあります)
2023年リニューアルオープン。ブランドコスメが揃います。
ドラックストア
ホーチミン1区にありアクセス◎。日系の日用品もあります。
市内に複数店舗があります。シャンプーや化粧品などが充実。
飲み薬等を購入する薬局。市内に多数薬局があります。
ホーチミン1区にあり、コスメ系が充実しています。
ネットショッピング
ベトナム版Amazon。アプリで注文可能です。
アプリで注文可能です。
日本から持ち込んだ方がよい生活用品は?
筆者が日本から持ち込んでよかったなと思う日用品は
歯ブラシ
医薬品
カレンダー、文房具
でした。基本的な生活用品はホーチミン市で購入できますので、困ることはありません。日頃使っていたものから新しいものにシフトして、慣れていくと思っていた以上に使い心地がよかったりするものが多いです。
筆者がおすすめしたいのが、通販アプリ『Lazada』でのお買い物です。画像検索や英語検索で商品が探せますし、配送料も安く、現金代引きのため安心感があります。ベトナムに住む際はぜひご利用されてみてはいかがでしょうか。
▼▼生活必需品に関してはこちらの記事もよろしければご参考ください。
【ベトナム生活の必需品】在住者が実感!日本で準備すべき9つのアイテム
https://www.vietwork.jp/column/vietnam-life-item/
まとめ
今回は、ホーチミン市で住む際に生活用品はどうしたらいいのかという疑問にお答えしていきました。ホーチミン市には、たくさんの日用品店があるので、生活用品の調達に困ることはありません。入居する部屋によっては、家具家電付き・掃除・洗濯・ベットメイキングサービスがありのため消耗品のみの購入で済みます。さらに、日本のように四季の変化がないため衣替えが必要なく、とても過ごしやすいです。
ホーチミン市にはまだまだ良いところがたくさんありますので興味を持たれた方は是非、ホーチミン市で生活してみることをお勧めします。この記事が参考になりましたら幸いです。