- 2024.06.06
【ベトナム移住者必見!】駐在時や海外就職時の社会保険や民間医療保険について
海外移住や海外就職は、人生の大きな決断です。新しい生活を始めるにあたり、さまざまな準備が必要ですが、その中でも特に重要なのが医療保険です。 海外での生活で心配なことの一つに、病気やケガがあります。もちろん病気やケガを負わないことが一番ですが、万一の場合に備えておくと安心です。特に海外では日本と医療体制が異なるだけではなく、治療費の負担割合や保険制度も異なるため事前に確認しておかなければなりません。 日本人の方であれば、国民皆保険制度に基づく、全ての国民が加入している医療保険の他、民間の医療保険に加入している方が多いかと思います。 海外移住をした場合、日本の健康保険や民間医療保険の適用はどうなるのでしょうか? 本記事では、適応範囲や手続き・その他注意点を解説します。海外移住を考えている方はぜひ参考にしてください。 海外移住・海外就職をする前に知っておくべき事として保険の種類があげられます。 海外移住を検討している方の中には、保険について不安を持っている方も多いのではないでしょうか。海外の医療費は高額になる場合があり、万が一の病気やけがに備えて、健康保険に加入しておくことは大切です。 海外移住する際に加入を検討する医療保険には、以下のようなものがあります。 日本の国民健康保険 日本の社会保険 海外の国民健康保険 海外の社会保険 海外の民間保険 日本の国民健康保険や社会保険に加入している方は、海外に移住しても継続して加入することができます。ただし、加入条件や保険料が変更になる場合があるので、事前に確認しておく必要があります。 海外の民間保険に加入する場合には、保険会社や保険商品を比較して、自分に合った保険を選ぶ必要があります。また、海外の医療事情は日本の医療事情とは異なるので、保険に加入する前に、医療費や保険金の支払い方法などについて、よく確認しておくことが大切です。 どの保険に加入するかは、自身の状況や海外移住先の医療事情などを考慮して、慎重に決めるようにしましょう。 国民健康保険に加入している方が海外に移住した場合、住民票を移さなければ被保険者として認められ、保険は継続して有効です。 海外での医療費が帰国後に申請することで、支払った金額の一部が払い戻される「海外療養費制度」があります。申請は帰国後に行われるため、現地では全額の支払いが必要になりますので、ご注意ください。 実際にいくら戻ってくるのかは、下記をご確認ください。 日本国内で治療を受けた場合に医療保険の対象になる治療のみ払い戻しの対象となります。 ※美容外科や歯列矯正など日本国内でも対象外の治療は適用外となります。 多くの方が国民健康保険での自己負担割合が3割ですが、海外で支払った医療費の7割が還付されるわけではありません。 海外での治療費は国により異なるため、海外療養費の額は日本国内の治療を基準にして決定されます。 「日本国内で治療を受けた場合の標準額」と「海外で実際に支払った金額」を元に、低い額から、自己負担分を差し引いた金額が海外療養費として支給されます。 ◆低い/ 実際の医療費 < 日本国内での標準額 / 高い 【支給額=実際の医療費-(実際の医療費×一部負担割合(3割など))】 ◆高い/ 実際の医療費 > 日本国内での標準額 / 低い 【支給額=日本国内での保険診療費(日本国内での保険診療費×一部負担割合(3割など))】 ただし、海外の社会保障制度に加入している場合は、日本の保険と二重負担になる可能性があるため、事前に確認が必要です。 住民票を抜いた場合には、国民健康保険の被保険者ではなくなり、国民健康保険を脱退する必要があります。 脱退手続きは、転出手続きと同時に行うことができます。海外に移住する場合は、必要に応じて民間の医療保険に加入することを検討しましょう。 以下に、国民健康保険の海外移住に関する手続きをまとめます。 住民票を抜かない場合: 国民健康保険の被保険者として認められ、保険は継続して有効です。 海外での医療費は、帰国後に申請することで支給されます。 住民票を抜く場合: 国民健康保険の被保険者ではなくなり、国民健康保険を脱退する必要があります。 脱退手続きは、転出手続きと同時に行うことができます。 海外に移住する場合は、必要に応じて民間の医療保険に加入することを検討しましょう。 国保組合は、国民健康保険の一種で、同種の事業・業務の従事者で組織されている健康保険組合団体です。 国保組合に加入できるのは、原則、個人の事業所です(法人は健康保険又は協会けんぽに加入しなければなりません)。 海外で現地採用として働きながらも、日本で事業をしている方は健康保険組合に加入することができます。 海外で医療費がかかった場合、まずは全額負担する必要があります。 その後、領収書や診療内容明細書などを添えて加入している健康保険組合に申請しましょう。支給額は日本で同様の診療を行う際の額を基準に計算されるため、治療内容などによって異なります。 以下に、健康保険組合の海外移住に関する手続きをまとめます。 海外で医療費がかかった場合: 全額負担する。 領収書や診療内容明細書などを添えて加入している健康保険組合に申請する。 支給額: 日本で同様の診療を行う際の額を基準に計算される。 国や治療内容などによって異なります。 海外移住・海外就職する場合でも、日本で契約した医療保険は継続して有効です。 ただし、保険会社の契約内容によっては、受診できる医療機関が日本国内に限定されている場合や、保障内容が国内と異なる場合があります。そのため、海外移住する前に、必ず保険会社の契約内容を確認してください。 また、海外移住する際には、保険証券や約款などの契約内容が確認できる書類を必ず持参してください。これらの書類は、保険会社への連絡や保険金請求に必要です。 海外で入院や手術を受け、保険金の請求をする場合は、次の手順に従ってください。 保険会社に連絡する 診断書を準備する 診療明細書類や診断書などを保険会社に送付する 保険金請求をする 海外移住する場合でも、日本で契約した生命保険は継続して有効です。ただし、保険会社によって、死亡保険金の請求手続きが異なる場合があります。そのため、こちらも海外移住する前に、必ず保険会社の契約内容を確認してください。 海外で死亡保険金の請求をする場合は、上記の手順と同じです。 死亡保険金の請求は、多くの場合、帰国してから行う必要があります。ただし、海外で準備が必要な書類もあるため、保険会社の指示に従ってください。 ※各種保険金請求の手続きは、保険会社によって異なるため、詳細は加入している保険会社に必ず確認してください。 海外に移住した場合でも、住民票が登録されている限りは、介護保険の被保険者として認められます。 しかし、住民票を転出した場合、介護保険料の支払いが不要となり、介護保険サービスの利用は出来なくなります。 海外赴任などで長期海外へ滞在し、帰国した場合は、再度住民票を登録することで、再び被保険者となり、介護保険料の支払いが再開され、介護保険サービスも利用できるようになります。 日本の国民健康保険や社会保険に加入している方は、海外に移住する際に、健康保険を解約することができます。ただし、解約手続きを忘れると、保険料を払い続けることになるので、注意が必要です。 海外に移住する際に、健康保険を解約するためには、以下の手続きを行う必要があります。 住民票を抜く 国民健康保険や社会保険の解約手続きを行う 健康保険を解約する際には、解約手続きの期限を確認しておくことが大切です。解約手続きの期限を過ぎると、保険料を払い続けることになります。 世界の医療保険制度や負担額は、日本と比べて大きく異なります。 日本は公的保険制度が整っており、外来受診時の負担額は原則3割です。しかし、海外では国によって保険制度や負担額が異なります。 例えば、フランスでは日本同様に公的皆保険で3割負担ですが、かかりつけ医を通すことが条件です。イギリスやドイツでは9割は公的保険、1割が民間の医療保険や自費医療サービスと、2つの保険が両立しています。 負担額は両国とも原則無料です。アメリカでは公的保険が少なく2種類のみで、保険によって負担額が異なります。負担額は各国さまざまであるため、診療や治療を受けた際の費用は日本と必ずしも同じではないことを覚えておきましょう。 そして、ベトナムの保険制度は、労働者を対象に①社会保険 ②健康保険 ③失業保険の3種類があり、強制加入となります。 ベトナムで働く外国人も現地採用者の方は社会保険の加入が必須となり、企業負担と個人負担で保険料を支払う必要があります。企業内転勤の場合は必須ではないため、駐在者は加入していないケースが多いです。 診療や治療・出産などに対して、病院に応じて60~100%保障されたり、傷病等により労働できない場合に収入の一部が保障されるという社会保険もあります。 ※ただ、私立の病院は対象外ですので日本語や英語対応の病院は基本的に保障外となります。 休暇を取得した日数に応じて受給できる金額は変りますが、30~180日の場合賃金の75%、180日以上の場合社会保険を納めた期間に応じて50~65%です。 コロナによる休暇を取得した場合にも、申請すると保障が受給できますが申請は複雑かつ時間が掛かります。申請してから2週間と言われていますが、実際は2カ月後に受け取ることができました。 日本では救急車の費用は原則無料ですが、海外では有料の国もあります。救急車の種類にも公営と民営の2種類があり、運営元によって負担額が変わる場合もあります。 ベトナムでも救急車の費用は有料です。救急車を呼ぶ際には、「115」番に電話をします。救急車には、医師や看護師が乗車しており、患者の状態に応じて適切な処置を行い、患者を最寄りの病院に搬送します。 料金は上がりますが、病院から直接救急車を手配してもらう方が確実でしょう。 ベトナムの救急車は、日本よりも設備が整っていない場合があるので、救急車を呼ぶ際には、患者の状態をよく伝えるようにしましょう。 また、ベトナムの救急車の利用料は1~3万円程度です。 日本のようにすぐ救急車を呼べるのは恵まれていますね。 救急車の費用が有料となる理由は、いくつかあります。 運営コストを賄うため 無駄な利用を抑制するため 利用をより慎重に検討してもらうため 救急車の費用が有料となる国では、救急車の利用をより慎重に検討するよう人々に促す効果があります。そのため、救急車の無駄な利用を抑制し、救急車の運用コストを削減することができます。 日本では救急車の費用が無料であるため、救急車を必要としない場面でも利用されることがあります。そのため、救急車の運用コストが増加する問題に直面しています。 本当に必要な人が必要な時にだけ、利用することを心がけましょう◎ ここまで健康保険や社会保険などの解説をさせていただきましたが、滞在期間の決まっている駐在員や海外就職の方であれば、駐在保険や海外旅行保険を利用する方法もおすすめです。 駐在保険や海外旅行保険は、民間の保険会社から販売されており1年、2年など長期契約にも対応した商品があります。民間の保険を利用するメリットは下記の通りです。 私立病院とも提携を行い、診療や入院、手術の際に保険証券を見せるだけで診療を受けることができる(診療代などを病院で支払う必要がありません。) 申込手続きだけを行えばよいので、既存の社会保険などの手続きを考慮する必要がない 事故や病気の際に、海外の事情に詳しい専門スタッフからサポートを受けることができる ベトナムの国が運営する病院は、英語や日本語が通じない、医療水準が日本に比べ低いなどの理由から、ベトナムで生活をする日本人が利用するケースはあまり多くはありません。そのため、先に説明をした社会保険などが使えない私立病院や外資系の病院を利用するのが一般的です。 その際には、日本の保険会社が販売している駐在保険や旅行保険を利用すれば、医療費の負担を抑えることができます。とくにメリットとして大きいのが、保険証券を見せれば提携病院の場合、窓口での支払いなしに病院が利用できる点です。物価の安いベトナムと言っても、医療に関してはそれ相応の費用が発生するため、手元に現金がなくても診療を受けることができるのは万が一の際も安心できます。 駐在保険や旅行保険を利用する際の注意点としては、契約期間が決まっている、一つの病気に対して補償される治療期間に制限がある、歯科治療は保険適用外など、契約により補償範囲が決まっていることです。ご自身が利用する際は、万が一の際に焦ることの無いよう、事前に詳細を確認して起きましょう。 また勤務する企業によっては、旅行保険の費用を負担してくれる場合もあるため、面接担当者等に確認をすることをおすすめします。 最後にベトナムの病院事情について解説します。 ベトナムで働かれる日本人の方が一番気になるのが、 日本語が通じる病院があるのか?といった点ではないでしょうか。その点については、安心ください。ベトナムには、日本人医師や看護師が多数働いているため、ハノイやホーチミンといった大きな都市では日本語の通じる病院がいくつも営業しています。 ベトナムで日本語で対応可能な病院(ごく一例) ハノイ・ホーチミン:LOTUS CLINIC(ロータスクリニック) ハノイ・ホーチミン:DYM Medical Cente(DYMメディカルセンター) ハノイ:さくらメディカル&デンタルクリニック ※日本語対応の医師、看護師が不在の場合もあるため、詳細は利用前に各病院へお問い合わせください。 上記の病院は日本人医師や看護師が勤務しているため、日本語での診療を受けることが可能です。また、外資系の病院であれば外国人向けに医療通訳者を配置し、医師や看護師とのコミュニケーションをサポートする体制も整えられています。 それぞれの病院で対応できないような、高度な検査や治療が必要になった場合は周辺の医療機関と連携して対応をするような体制も整えられています。 実際に筆者もベトナムで病院を利用したことが何度もありますが、日本人医師がいる病院であれば日本と変わらない医療水準で治療を受けることが可能です。もちろん、その際も海外旅行保険を利用させていただきました。 海外移住・海外就職を検討している方は、日本で加入している保険をそのまま利用できるケースが多いです。 ただし、移住先の国によって保険制度が異なるため、日本にいる間に十分に調べて、必要な手続きをしておくことが大切です。 ベトナムで転職をする方は、働く会社が保険加入してくれるのか、保険加入がない場合には自分で民間保険に加入することをお勧めします。転職時の福利厚生に保険加入があるのかも重要なポイントですので、確認してみてくださいね。 また、保険以外にも、予想外の出来事や出費がつきものです。万が一に備えて事前の情報収集や準備を十分に行い、スムーズな移住を実現しましょう。
- 2024.06.03
ベトナム在住者が語るオーダースーツ完全ガイド!
ベトナムでは、「オーダースーツ」が人気です。ベトナムは、世界的な繊維産業の中心地の一つであり、縫製工場が多く立地していることがその人気の理由として挙げられ、比較的低コストでスーツをオーダメイドできます。 今回は、ベトナム在住者だからおすすめできる「オーダースーツ」や「オーダーの際の注意点」「人気のオーダースーツ店」ついて解説していきます。 実際にオーダーしてみた感想もお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。 市販のスーツは決まった型から大量生産されるため、個人の体に完全にフィットしたものを選ぶのは困難です。 特にベトナムでのスーツ販売は、ベトナム人の体系に合った形で作られており、ベトナム人は比較的小柄な方が多いです。 それよりも体格がかっちりしている欧米人や日本人や、特に大き目のサイズの方向けには作られていないのでサイズの検討がむずかしいです。 しかし、オーダースーツは体型に対応し、自分の体にしっかりフィットした着心地の良いスーツに仕上げられ生地の擦れが減ることから長持ちすることや、「好みの色柄・個性的な裏地」や「好みのシルエット」など細かいカスタマイズが可能なのが魅力です。 最近、日本でも格安でオーダースーツが作れるお店が増えていますが、最低価格では「選べる生地やカスタムが少ない」「縫製工場からの輸送時間がかかる」などのデメリットがあります。 一方、ベトナムでのオーダースーツの魅力は 低価格で沢山の高品質な生地から選ぶことができる 細かいカスタムがサービスの場合が多い 高い縫製技術で納期が比較的早い などのメリットがあります。 ベトナムではオーダメイドの服が旅行者に人気のお土産となっているため「最短1日~」で納品してくれる店舗もあります。 しかし、通常オーダスーツの納期は「3週間~1ヶ月前後」といわれており、注文・仮縫い後の試着・受け取りと店舗に足を運ぶ必要があります。 またサイズ調整等の「お直し」が必要になる場合も多く、その際は修正にさらに1週間程度の期間が必要になるため、オーダスーツは「ベトナム在住者だからこそおすすめできる」といえます。 ベトナム就労を機に「自分好みのスーツやワイシャツをたくさん作っている」という方もいらっしゃいます。 「オーダーメイド」のため、生地からデザインまでゼロから自分好みにカスタマイズすることができます。しかし、着用するシーンや用途がちぐはぐになっていると、仕上がりに不満が出てくることも考えられます。 ビジネス用やフォーマルなイベント用、カジュアルな場面用など、着る場面に合わせてスーツのデザインや生地の素材を選択することが必要です。 また着用時期によっては表地の生地や裏地の付け方が異なるため、着用したい季節感もイメージしておきましょう。 このように、あらかじめ着用するシーンを想像しておくと「生地選び」や「シルエット選び」などがスムーズになります。 ビジネススーツとは? 日本では「ネイビー」や「黒、グレー」など落ち着いた色で柄が派手でないものが一般的です。 また、スーツのシルエットは流行もありますが、ジャケットの裾が短すぎるものや、スラックスが細すぎる、短すぎるものはカジュアル向けだとされることもあり、大切な商談や会議などフォーマルな場では避けられる傾向があります。 ベトナムのテーラーでは、沢山の種類の生地から選ぶことができるため迷ってしまうほどです。好みのデザインの生地から選ぶのも良いですが、できれば生地の特性も知っておきたいものです。 例えば「ポリエステルとウールの混紡生地は強度があるが、ストレッチ性が少ない」など、生地によってメリット・デメリットがあるため、前述したような着用シーンに合わせて、自分に合う生地を選ぶようにしましょう。 また、高級生地として知られる「カシミヤ」やベトナムで有名な「シルク」などの繊細な生地は「裏地が必要」「定期的なお手入れが必要」などの生地の特性もあるため、知っておくと購入後も長く着用できます。 既製品のスーツを普段何気なく着ていると、なかなか細かいデザインまで気にならないものですがオーダースーツでは、ジャケットのボタンの付け方から数、「ベント」と言われるジャケットの裾の切れ込みの入れ方まで細かなデザインを選ぶことができます。 また、ジャケットの裏地の付け方も季節感やデザインでカスタマイズすることができ、裏地を華やかな柄や配色にすることで遊び心を足すこともできます。 さらに、スラックスも太め・細めといったシルエットから、ポケットの付け方までカスタマイズできます。 「ゼロから考えるのは大変」という方は、まずは今持っているスーツや既製品のスーツのデザインを確認しておくとお店で尋ねられて焦るということが少なくなるでしょう。 カスタムできるスーツデザインの例 ジャケットフロント ジャケット前のボタンの数や「シングル」「ダブル」などの合わせ方 衿型 ジャケットの襟の形やステッチ(飾り)の有無 胸ポケット 胸部分のポケットの形やデザイン 腰ポケット 腰部分のポケットの形やデザイン ベント ジャケットの裾部分の切れ込みのデザイン 袖 ボタンの数や袖の開きや重ね方 裏仕立て 「総裏」や「背抜き」「お台場仕立て」など裏地のデザインや付け方 内ポケット仕様 内ポケットの数やペンケース・ネーム刺繡など パンツタック タックがあると太めでゆったりとしたデザイン パンツ腰ポケット 「斜め」や「縦」などポケットのデザイン パンツ後ろポケット ポケットの数やボタン、フラップの有無など パンツ裾 裾部分の折り返しの有無などのデザイン ※カスタムの種類によって有料になることもあります。 先述したようにスーツのデザインには流行があるため、国によって良しとされるデザインも少し異なります。 ベトナムのローカル店でオーダースーツを作成する際は、細かく要望を伝えないとベトナムでのファッション感覚で作成されてしまうこともあり「なんとなく日本人の好みには合わない」といったこともあるようです。 このような事態を避けるためにも、ローカル店を選ぶ際は、できるだけ細かく要望を伝える、日本人の対応に慣れている店舗を選ぶようにしましょう。 コミュニケーションが難しい場合は、既製品を持ち込んでそのまま同じものを作成してもらうと比較的失敗が少ないようです。 http://tailort.com/より引用 ハノイ市ホータイの近くある、日本語対応可能で、丁寧な接客が評判のテーラーです。 豊富なデザインの生地から選ぶことができ、ストレッチ等機能性のある生地も選ぶことができます。 住所:31a Đ. Xuân Diệu, Quảng An, Tây Hồ, Hà Nội, Vietnam WEB:http://tailort.com/ ホーチミン市1区にあり、男性用のスーツやワイシャツを専門に製作してくれ細やかな接客や説明が評判のテーラー。日本人オーナーが接客対応してくれるためもちろん日本語での対応が可能。 住所:12/5c Đ. Nguyễn Thị Minh Khai, Đa Kao, Quận 1, Thành phố Hồ Chí Minh, Vietnam WEB:https://facebook.com/WWorkstyle ホーチミン市で人気の「WWork style」でスーツをオーダーしてみました。「WWork style」はホアルー競技場やサイゴン動物園にほど近い「グエンティーミンカイ通り」にあります。 予約せずに入店したところ、接客中だったためあらかじめ来店予約をしておくとスムーズです。店内には、サンプルの製品や様々な種類の生地があり今回は、4,000,000VNDのオーダースーツの作成を依頼しました。 生地によって価格が異なり、 コットンとポリエステルの混紡 3,500,000VND ウールとポリエステルの混紡 4,000,000VND ウールとカシミヤの混紡 5,000,000VND~ と様々な種類やデザインの生地から選ぶことができます。 (1回目) 表地選び・採寸 (2回目) 仮縫いの試着・裏地とボタン選び (3回目) 完成品の受け取り と完成まで全体を通して約3週間・3回の訪問でした。始めから終わりまで日本人オーナーが丁寧に接客・説明してくれ、初めてのオーダースーツでしたが満足なスーツを受け取ることができました。 「WWork style」で驚きなのが、日本でのオーダースーツではカスタム料金になりがちな「お台場仕立て」や「重ねボタン」「内ポケットのペン入れ」などが無料でカスタムできることです。 カスタムの仕方もオーナーが「こちらとこちらのどっちが良いですか?」と2択で尋ねてくれるため、選びやすいと感じました。また、日本人オーナーのため悩みや迷いを日本語でコミュニケーションできたことに安心感がありました。 今回は、ビジネス用を意識して作成してもらいましたが、裏地は表地と同色の濃紺でワンポイントに小柄のチェックでパイピングしてもらいビジネス用でもオーダーメイド感が味わえるデザインになりました。 もちろん仕上がりも上下共に身体にフィットした作りで、特にスラックスは今までの既製品よりもスタイルが良くみえるデザインになっており、大変満足した仕上がりになりました。 実際にオーダーしてみて感じた注意点は「仮縫いや完成の試着の際に、スーツに合わせるワイシャツや靴で来店すること」です。 スーツの袖から見えるワイシャツの長さや、スラックスと靴とのバランスなどがわかりやすく、仮縫いの時点で細かく修正を伝えられると感じました。 「WWork style」は日本人オーナーということから日本人のお客さんが多く、男性用のスーツやワイシャツのオーダーに特化していることからデザインや縫製の面でも日本人におすすめできるお店です。 ベトナムではオーダースーツが人気で、特に納期や修正の期間を含めると時間に余裕のあるベトナム在住者におすすめです。 オーダースーツではジャストサイズのスーツをカスタマイズして作ることができるため、スタイルアップしたり、既製品よりも長持ちしたりと既製品にはないメリットがあります。 おしゃれ好きには堪らない「オーダーメイド」、ベトナムで働く方はぜひベトナムでオーダースーツを作成されてみてくださいね!
- 2024.05.31
ベトナム語を活かしてコンサル会社で活躍!
(転職成功インタビュー vol.6/中尾さん)
中尾知砂です。出身は愛知県です。 2016年に大学を卒業すると共に、子どもの頃からの夢でもあった海外で日本語教師として働きたいという思いのもと来越し、現在ベトナム滞在歴は9年になります。 趣味は外国語学習、海外旅行、動物を触れ合うこと、音楽(ギター、ウクレレなど)です。 大学卒業後すぐに来越し、当初は現地代表として日本語教育事業及びアウトソージング事業を兼務していました。ベトナム語を自身の強みすることを目標にし、今ではほとんどの業務はベトナム語で可能です。2022年からは現在の会社で主に秘書、バックオフィス全般を担当しています。 今回はベトナム国内での転職になりますが、一番の理由としては前職の会社がクローズになってしまったことです。しかし、ベトナム語で働けることは強みですし、ベトナム人と働くこともとても好きだったのでベトナムに居たいということ、パートナーもベトナムに在住しているということで自然とそのままベトナムで転職することになりました。 始めての転職だったのと、コロナ禍だったこともあり、何がやりたいかということより自分に何ができるかということを考えていました。また他のベトナムの日系企業で働いてみたいということもありました。個人的にはバックオフィス的なお仕事が向いていると思いましたが、営業など職種は縛らずに広く転職活動をしていました。転職活動をしている中で通勤時間も重要な優先順位になることにも気が付きました。 すぐにお返事をいただけたことです。きっと普段の業務もこのようなスピード感、即決力、行動力が当たり前の社風なのだろうと考え、そのような環境がとても私自身の感覚に合うと感じました。仕事内容としても秘書業務、サポート業務ということで人をサポートする仕事は向いていると思っていたので、それも判断ポイントになりました。加えて職場がとても近いことも最終的に決め手になりました。 日本人弁護士の秘書業務をしています。経理関係、お客様対応、資料作成など事務作業全般を担当しています。先生が仕事をしやすくなるよう、できるだけ仕事を早く正確に取り組むことを意識して日々業務にあたっています。 前職の経験からベトナム人とベトナム語で働けるようになっていたことが強みとなって活かせています。ベトナムで働くにあたり、もちろん自分で勉強を始めましたが、前職の上司から「強みをつくれ」とアドバイスしてもらったことは良い経験となりました。 Q6.ベトナムにお越しなられて、仕事面、プライベートとも第一印象はいかがでしたか、また日本とのギャップで驚いたことはどんなことですか? 仕事面では、ベトナム人に「同じ会社で働いている仲間だけどみんな友達でもある」と言われたことです。ベトナムでは会社の中でいい意味でも悪い意味でも仕事とプライベートがごっちゃになっています。日本だと公私混同しないという考えが一般的かと思いますが、その考えの違いに驚きました。 生活面では、生活がしやすいというわけではなかったですが、実はホームシックやベトナムの生活が辛いと感じたことは一度もないです。9年目滞在してる中で特に日本に帰りたいと思うこともないので、今思うと順応力はあるのではないかと思います。 前職でマネジメントをしているときに家族が理由でスタッフが辞めてしまうことがよくありました。「また家族のせいで辞めるのか、また一から教育しないといけないのか」ということをポロっと言ってしまったことがあります。そのことで私がベトナム人を尊重していない、スタッフ達からの印象がよくなくなっていると上司から忠告されて落ち込んだことがあります。 日本人的な考え方で3年は同じ職場で働くものだ、といった考えが頭にありましたが、この経験からベトナムでは家族を大事にする文化であり、家族の事情で仕事を辞めることについてはごく普通のことなんだと、違いを受け入れて尊重することを学びました。 また、日本のお客様と現地ベトナム人の挟間で悩まされることもありました。例えば、日本側へは日本からの指示であるとはいえ、ベトナムでベトナム人に働いてもらっているのだから、こちらの状況もわかって欲しいということを説明します。また、日頃からべトナム人スタッフと交流を持ち関係性を深める中で、日本のお客様の考え方を説明し、私の立場も理解してほしい、私も困っているんだと感情の面でも訴えます。両者の感情を汲んでそれぞれに向き合うことでうまく対処することができるのかなと思います。 現在の職場は弁護士や有名な外資企業で働いた経験のある優秀なベトナム人しかおらず、分単位でスピーディー且つ正確な仕事をしており、とてもプロフェッショナルな環境で働くことができているという感想です。 秘書業務や事務作業は広く浅く様々な業務がありますが、ゲーム感覚でどうやったら効率よくできるか、いかに早く正確に対応できるか、ということを考えて働いています。早く仕事ができることはプロフェッショナルの1つの要素でもありますし、早ければ先生方にも感謝されます。そういうことに仕事の喜びを感じています。 職場に10年超えのバックオフィス究極のジェネラリストがおり憧れています。私自身もそういうジェネラリストなりたいと思っています。現在のプロフェッショナルな集団の中で働くことにより、今後どんな会社でもどんな仕事でも役に立つスキルが身に付くと思っています。 友達と音楽イベントに参加したり、あとは犬を飼っているので家族と犬と一緒に過ごす時間が多いです。犬と一緒にフーコック島までハノイから列車とバス、船を乗り継いで旅行したこともあります。列車は寝台列車の2段ベッド4人部屋ですが、個室なのでその中では犬も自由に過ごせます。時間がかかるので大変と感じるかと思いますがとても快適な旅でした。1週間くらいのお休みがあればぜひお薦めしたいです。 滞在9年になりますが、まだまだベトナムは伸びしろがある国だと思っています。 特にハノイはお薦めです。ホーチミン市に比べてもまだまだローカル感があり、今後5年10年の変化を楽しめる街だと思っています。私もこれからのハノイの変化を見ていきたいです。 初めは驚くこともたくさんあると思いますが、ハノイにいるとじわじわとハノイの良さを感じることができると思います。生活にはもちろん不便もありますが、挑戦したい人にはピッタリです。
- 2024.05.23
【ベトナム/ダナン】おすすめビーチ4選!アジアンビーチリゾートを楽しみましょう
ベトナム中部・ダナンといえば“ビーチ”、というイメージを持ってる方が多いのではないでしょうか? コロナ禍以前から東南アジア屈指のリゾートと注目されていたダナンですが、現在再注目されており、各国からの旅行者も急増中です。 また、日本(成田)からの直行便も運航しており、所要時間も5時間30分程度で気軽に行けるアジアリゾートとなっています。ハワイよりも近いので、“ベトナムのハワイ”なんて言われることも。 ダナン市内にはいくつかビーチがありますが、どのビーチも市内から車で30分以内に行くことができます。 今回はダナンの人気ビーチ4選について解説していきたいと思います。 アメリカ・フォーブス誌の「世界の魅惑ビーチ6選」 にも選ばれた、ミーケビーチ。 ダナン国際空港から車で約15分のところにあります。 海は遠浅なので泳ぎやすく、小さいお子様や泳ぐのが苦手な方でも安心です。 ビーチ沿いにはビーチベッドやカフェ、バー、レストランやホテルが立ち並んでおり、海水浴はもちろん、様々なビーチアクティビティも楽しめます。 ノンヌォックビーチはミーケビーチからさらに進んだホイアン方向に位置し、市内中心地からは車で約20分ほどの場所にあります。 ミーケビーチと比較すると人が少なく、高級リゾートホテルが立ち並んでおり、五行山も近く自然が多いビーチです。 ノンヌォックは別名・チャイナビーチとも呼ばれており、サーフスポットとしても人気です。 ミーケビーチのように遠浅ではなく、急深なところも多いので注意が必要です。 ミーケビーチの北に位置するファン・ヴァン・ドンビーチはミーケビーチよりも比較的透明度が高く、砂浜も広いため、公共海水浴場も多いエリアです。 パラセーリングやジェットスキーも、このエリアでよく行われています。 漁港もあるので、ビーチ沿いの向かいには海鮮料理屋が点在しています。 ダナン市街地から北西に車で約20分の場所に位置するナムオービーチは、ローカルの方に人気のビーチです。 1年に約1ヶ月だけ見られる苔の岩の景色が特徴的です。 サーフスポットとして人気ですが、リーフブレイク(波が崩れる場所の地形が岩や珊瑚礁)となり、初心者には挑戦的な場所です。 ナムオービーチの側には日系ホテル「ホテル三日月」もあります。 ダナンの青い空と海のビーチを楽しむには、乾季(3月~9月半ば)の時期がおすすめです。 しかし乾季の日中は体感温度が40度以上にもなることも多く、日差しも強いので熱中症などには注意してください。 ローカルの人は早朝や夕方に海水浴に訪れる方が多いです。 ダナンでサーフィンを楽しみたいのであれば、雨季(9月半ば~2月)がおすすめです。台風や低気圧の影響で波が高くなるので、中級者以上の方向けになります。 雨季なので綺麗な海、ではなく、冬の日本海のような荒々しい海になります。 ホテルのプライベートビーチ以外でビーチに行く場合はタオルの貸し出しなどはないので、タオルを持っていきましょう。 公共海水浴場にはシャワーやトイレがありますが、ロッカーなどの設備はないので、貴重品は最低限にしましょう。 荷物は周辺のカフェ預ける、履いてきたビーチサンダルは砂に埋めるなどして、置き引きに注意してください。 不安な方はプライベートビーチのあるリゾートホテルのデイユースプランを利用することをおすすめします。 おすすめしたいデイユースプランのあるリゾートホテルは下記3つです。 ▶Furama Resort Danang よくダナンの写真で見るインフィニティプールがあるリゾート ▶Hyatt Regency Danang Resort and Spa リゾート内に4種類のプールと子供用ウォータースライダーあり ▶Sheraton Grand Danang Resort ダナンで最も長い250mのプールが特徴 事前にプラン有無等をホテルに確認したうえで、予約をしておくと当日スムーズです! 今回はダナンのビーチを4つ、ご紹介しました。 東側に海が面しているベトナムでは、海から昇る朝日を綺麗に見ることができます。早起きしてビーチに行ってみてもいいですし、海沿いの高層ビルタイプのリゾートにご滞在の場合はお部屋から見られる可能性も。 また早朝のファン・ヴァン・ドンビーチ、ミーケビーチあたりでは広場でエアロビクスや太極拳に興じる地元の方々を見ることができたり、ビーチ沿いに設置された運動器具で運動している方も多いです。 早朝に海沿いお散歩してみると、地元の人々の生活が垣間見れて楽しいかもしれません。 ダナンのビーチは市内からのアクセスもいいので、是非足を運んでみてくださいね。
- 2024.05.20
ベトナムでキャンプを楽しみたい方必見!おすすめキャンプ場と注目ブランドについて紹介
近年、日本でもアウトドアブームですが、実はベトナムでも特に都市部や若者の間でキャンプ・アウトドアへの関心が高まっているのをご存知でしょうか? そこで今回はベトナムのキャンプおすすめスポットとベトナムで購入できるアウトドアブランドについてご紹介いたします。 ベトナムでは、ここ2~3年でキャンプ・アウトドアの人気が徐々に高まっています。その理由としては、観光地や自然公園などでのキャンプが出来る場が増えてきていることや、安価で楽しめるアクティビティであること、また都市化の進むベトナムで自然豊かな場所でリラックスしたいと思う方が増えてきているもの理由として挙げられます。 また一部の地域では、キャンプ施設やアウトドア関連のイベントが開催され、SNSなどでキャンプ体験を共有する人々が増えていることも人気が高まっている理由として考えられています。 近年では「Gaming Together」(約 180,000 人)、「ベトナムキャンプ協会」(31,000 人以上)など、多数の会員を擁する多くの新しいグループが設立されています。 参考URL ベトナムのキャンプ場は地形を活かした立地により、雄大な山々、湖、洞窟、川などの素晴らしい景色を楽しむことができます。 特にベトナム北部・北中部には魅力的なキャンプ場・アウトドア施設が多くあります。 また、比較的過ごしやすい気候の時期が多いことから、昼間から夜間まで屋外でも快適に過ごすことができます。 前述したように、ベトナムのキャンプ場は地形を活かした立地になっており、湖や景勝地に併設されたグランピング施設も多く充実しています。 グランピング施設では、テントをはじめとして、キャンプ用品や食材・食事などがあらかじめ用意されており、設備も豪華なものが多いことから、気軽に華やかなアウトドアを楽しむことができます。 ここからはベトナムでのおすすめキャンプスポットを地域別にご紹介していきます。 BA VI ECO CAMPINGは、ハノイ市内から約50㎞、車で約1時間程度のところに位置しており、近くにはベトナムで有名な国立公園の1つであるバヴィ国立公園があります。 バヴィ国立公園とは 標高1,000mを超える山を中心とした区域を国立公園と指定されており「ハノイから行ける最も近い山」といわれています。バヴィ国立公園はフランス統治時代から避暑地として使われてきた歴史もありベトナム北部のハイキングスポットとして人気が高く、カフェや教会があるなど整備も行き届いています。 また施設内にも、インフィニティプール・子どもの遊び場・ワークショップエリア・釣り用の湖・菜園・フラワーガーデン・動物園があり多様なアクティビティを楽しむことができます。 さらに、テント・バンガロー・グランピングなど宿泊タイプを選択することができ、アウトドア初心者の方でも気軽に楽しむことができるキャンプ場です。 住所:Ngõ 4 DT87, Thôn Hòa Trung, Ba Vì, Hà Nội 12631 Vietnam WEB:https://www.baviecocamping.com/ ハノイの中心部から80㎞ほど車で約 2 時間程度のゲンチェ湖の畔に位置しているキャンプ場です。 ゲンチェ湖は、1986年に造成された、80の半島を含む水面面積約45ヘクタールの灌漑湖で、現在、ゲンチェ湖では、ボートでの湖探索、食事、キャンプ、ピクニックなどの新しいエコツーリズムサービスを開発しています。 グランピングエリアにはテントがあり、設備も充実しています。一番大きなテントは10名程度、残りのテントは2名から6名まで収容可能です。もちろん自分でテントを持ち込みプライベートエリアに設営することもできます。 施設内のアクティビティは、釣り・カヤック・パドルボード・ボートでゲンチェ湖を探索するなどがあり、特に6月から8月にかけて湖に咲く蓮や睡蓮を満喫できます。 住所:GQ5F+GJ, Bình Sơn, Tp. Sông Công, Thái Nguyên, Vietnam WEB:https://www.facebook.com/tronglamping/ 「キャンピングスポーツ ドンモ」は、ハノイ中心部から約35km車で1時間ほど離れたドンモー湖の畔にあります。 近くには一日中楽しめる「ベトナム民族文化観光村」があり、民族村エリア・文化センターエリア、・ミューズメントエリア・観光サービスエリア・世界文化遺産エリア・マリーナ公園エリアと広大な施設でベトナム少数民族の文化について見学・体験することができます。 またキャンプ場施設内には、子どもの遊び場があり釣りやサイクリングも楽しむことができます。 キャンプ内には電気、水道、レストラン、トイレ、温水・冷水ヒーター完備、洗濯機、広い無料駐車場があり、キャンプ用品も事前予約でレンタルできるなど設備も整っています。 住所:Vietnam National Village for Ethnic Culture and Tourism, Ba Vì, Hanoi, Vietnam WEB:https://campingdongmo.com/ ハムロン山はハノイ市内中心部から約40km車で約1時間のところにあり「ハノイのダラット」と例えられることもあります。 松林と天然湖があり、最近若い人たちに人気のピクニックや観光地として知られるようになっています。 ハイキング以外にも、サイクリング・釣り・ボート遊び・屋外バーベキューを楽しむこともできます。 住所Thôn, Thanh Hà, Sóc Sơn, Hà Nội, Vietnam ハノイの中心部から80㎞ほど車で約 2 時間程度の場所に位置しているキャンプ場です。 キャンプ場にはテントや食事等のアメニティが充実しており、グランピングの感覚で気軽に楽しむことができます。また各テントエリアが木々のフェンスでさりげなく囲まれ、各戸のプライベートスペースが確保されているところもおすすめポイントです。 キャンプ場に流れる清流や施設内のロープブランコを満喫することができ、一日中自然を体感することができます。 住所:FMG7+Q7C, Quân Chu, Đại Từ, Thái Nguyên, Vietnam WEB:https://www.facebook.com/mojenretreat/ ブルーダイヤモンドキャンプは各エリアにシャワー付き浴室やトイレを完備した、利便性にも配慮したキャンプ場です。 フォンニャ・ケバン国立公園にある世界最大の洞窟ソンドン(Son Doon)洞窟やトゥーラン(Tu Lan)洞窟といった有名な洞窟内の地下水脈を再現した地下プールがあり、神秘的な体験をすることができるのもおすすめポイントです。 ソンドン洞窟とは フォンニャ・ケバン国立公園にある世界最大の洞窟です。その壮大なスケールと神秘的な景観で知られており、その美しさから「天国の洞窟」として呼ばれ、世界の美しい洞窟トップ12にも選出されています。 この他にも、施設内にはカヤックやSUP、地下プール、ツリーハウス探索、バーベキューフードサービス、ツリーハウスや夜間にライトアップされた吊橋など、さまざまなエンターテイメントサービスやアメニティが提供されています。 住所:Xuân Trạch, Bố Trạch District, Quang Binh Province, ベトナム WEB:https://bluediamond.camp/ ダラット市内から約11㎞、車で約20程度とほど近い所に位置しており、国立観光区に認定された「トゥエンラム湖」の畔にあるキャンプ場です。 トゥエンラム湖とは トゥエンラム湖は、面積約350haの湖です。川や小川、森林に囲まれた湖の美しさは「松林の中の翡翠の湖」とも称され、湖の周辺には、静かな自然の美しい景観が広がっています。 湖の近くにあることから、SUPパドルやカヤックを楽しんだり、涼しい風を感じたりしながらリラックスできます。 ダラットはフランス統治時代から避暑地として開発され、年間を通して20℃前後と快適であることから、アウトドアにも最適な場所です。高原で自然を思う存分楽しみたいという方におすすめのスポットです。 住所:Đ. Hoa Hồng, Phường 4, Thành phố Đà Lạt, Lâm Đồng, Vietnam WEB:https://www.facebook.com/reoreodalat/ Zenna Pool Campはホーチミン市内からから120 kmの車で約2時間程度のバリア=ブンタウ省にあります。 ブンタウは19世紀末建造のフランス総督の別荘や白い砂浜があるなど、海岸保養地として近年では欧米人を中心に人気が高いリゾート地です。 こちらの施設ではテントをレンタルすることもできます。ビーチでゆっくりと自然を感じられるロケーションも魅力の一つです。 住所:C53Q+5HW, Phước Tỉnh, Long Điền, Bà Rịa – Vũng Tàu 78000 Vietnam WEB:https://www.facebook.com/PiGlamping ホーチミン市から北東へ150km、車で約3時間ほどのところにあり、トレッキングやサイクリングをしながら熱帯気候に生息する野生動物や珍しい野鳥、ワニなどを観察することができます。 カッティン国立公園とは 面積は約720 km2で、3つの省を跨ぐベトナムに残された低地の熱帯林で最大の面積の国立公園です。バードウォッチングやサイクリングなど自然を満喫できる場所です。 国立公園の入場料を支払って、国立公園内のキャンプエリアにテントを設営することができ、夜のナイトサファリツアーでは夜行性の動物や蛍なども観察できます。 熱帯地方ならではのサファリ体験ができるキャンプは日本ではなかなか経験できない体験になりそうですね。 住所:Ấp 1, Tân Phú District, Dong Nai, Vietnam WEB:http://www.cattiennationalparktours.com/ ベトナムには「Decathlon」「Coleman」や「Naturehike」など世界的に展開しているアウトドアブランドが進出しています。 また、ベトナム発のアウトドアブランドとしては「Madfox」や「ALAYNA」などがあります。 ベトナム在住者のキャンパーから挙げられる購入場所として「FANFAN」というアウトドアセレクトショップがあります。ハノイ・ホーチミン市に店舗があるため様々なブランドのキャンプ用品を直接見て選ぶこともできます。 イオンモールや、コーナン、DECATHLONでも実際に商品を見てお買い物が可能です。 もちろん、ベトナムではインターネットショッピングでもキャンプ用品を購入することも可能です。 今回は、ベトナムのキャンプ事情やベトナムで楽しめるキャンプスポットについてご紹介しました。 特に北部・北中部はキャンプ場が豊富で、地形を生かしたグランピング施設も豊富なことからキャンプ初心者でも楽しむことができます。 ベトナムでのキャンプ体験で、日常の喧騒を離れ自然の中で心身をリフレッシュさせる贅沢な時間を過ごしてみてくださいね。
- 2024.05.13
ベトナム移住者必見!コンタクトレンズ事情と入手方法【2024年度版】
日本は現在、日本人の1,500~1,800万人=人口の約1割がコンタクトレンズ利用者と言われているコンタクトレンズ大国です。 日本にいるとどこでも必要な時に手軽に購入できますが、海外で生活すると意外とコンタクトレンズが普及しておらず、入手困難な国も沢山あります。 ベトナムでは価格の観点から、視力矯正者のほとんどがコンタクトレンズではなく眼鏡を選択しています。 そのためベトナムもコンタクトレンズが手に入りにくい国の一つで、現地調達しようと考えている方は事前にこちらの記事をご確認ください。 ベトナム移住に際し、現地のコンタクトレンズ事情が気になる方は必見です! 日本ほどどこでも買えるわけではありませんが、ホーチミンやハノイなどの都市部では病院や眼鏡屋さんでコンタクトレンズを購入することができます! コンタクトレンズだけでなく、カラーコンタクトや洗浄液などもメガネ屋さんで購入することができます。 もしくはインターナショナルクリニックで医師の診察を受ければ、処方箋を出してもらい、購入することもできます。 ベトナム人のコンタクトレンズ普及率は低く、ローカルクリニックでは取り扱いに慣れていないクリニックも多いので、インターナショナルクリニックか日系の眼鏡屋さんに行くことをお勧めします。 先述の通り、ベトナムはコンタクトレンズの普及率が非常に低いのですが、その理由はなんといっても価格! 1dayのコンタクトレンズを利用すると、日本もベトナムもほぼ同価格程度で、1か月あたり約6,000円程かかります。 一方で眼鏡はローカル店で購入すると約3000円程度で購入できるのです。日本の眼鏡の平均価格が約2万8,000円ですので、約10分の1で購入できてしまうのでとってもお得です! メガネの購入を検討されている方は、ベトナムで調達してもいいかもしれませんね◎ 最近では若い世代でおしゃれのためにコンタクトをつける人も増えてきているそうですが、お金に余裕のあるファッションに敏感な一定層のみだそうです。 今後コンタクト利用者が増えてくるにつれて、購入の方法・選択肢が増えることに期待できますね! コンタクトレンズは1day、2weeks、1monthのいずれも購入することが可能です◎ 日本では1 monthはあまり多くありませんが、ベトナムでは低コストなため日本より1 monthが多く普及しています。 また、日本で有名なメーカーといえばジョンソンエンドジョンソンのアキュビューシリーズ、シード、アルコン、メニコンなどですが、これらはいずれも購入が可能です。 日本でも広く普及しているアキュビューシリーズが、2023年からベトナム国内のメガネプリンスでも取り扱いを始められたので、日本人にとっても購入のハードルが下がりました◎ 公式LINEを通じて日本語での相談もできるので、英語やベトナム語ではなかなか難しい購入がスムーズにできるのはありがたいですよね。 日本ではコンタクトレンズを購入する際には、眼科に行って処方箋をもらったうえで購入することが一般的ですよね。 しかしベトナムではコンタクトレンズの購入にあたり、処方箋は必要ありません! ただ、ローカルのコンタクトレンズ販売店やインターネットショッピングは古いものが送られてきたりすることもしばしば… そのため、きちんと管理している正規取扱店で購入することをお勧めします。 実はベトナムではコンタクトレンズに限らず、多くの薬が処方箋なしで簡単に薬局で購入できます。 ダイエット薬やピルなども処方箋なしで、薬局で安価でお手軽に手に入ります。 非常に便利ですが、その一方で効果の強い薬は服用方法を誤ると危険な面もありますので、病院できちんと診断してもらうことをお勧めします。 コンタクトレンズに関しては、日本で診断済みの決まったものがあればスムーズに継続して購入できるので助かりますね◎ 北海道からベトナムへ2015年に進出を果たしたメガネ屋さんで、現在ベトナム国内に14店舗を有するまでに成長しているメガネプリンス。 メガネプリンスではコンタクトレンズの扱いがあり、安心安全のクオリティで在住日本人の利用者も多いお店です。 日本人に愛用者の多いコンタクトレンズ“ACUVUE-アキュビューシリーズ”が、2023年からメガネプリンスで取り扱いを始められたのも嬉しいポイント。 日本語で対応してもらいたい方は、事前に公式LINEから連絡しておくとスムーズですよ◎ メガネプリンスのホームページから公式LINEにアクセスしてみてくださいね。 公式LINEはこちらからチェック! 2区タオディエン(旧 2 区、現在はトゥドゥック市)にある眼科Europian Eye Centerはドイツ人眼科医が常駐する眼科で、コンタクトレンズの取り扱いがあります。 日本でもお馴染みのSEEDシリーズやアキュビュー、アヴェオ等を取り扱っており、SEEDシリーズのカラコンもあります。 英語でのコミュニケーションが主となりますが、通訳サポートや日本語の記入用紙なども用意があり、オンラインでのコンタクトレンズの購入も可能ですので、言葉に不安がある方でも安心ですよ。 7区の高級住宅街エリア、フーミーフンエリアに位置する外資系クリニックのアメリカンアイセンター。 クレセントモールの中に入っているので、帰りについでにお買いものもできますよ! 眼鏡店が併設されており、診察を受けた後にそのままコンタクトレンズを購入することができて便利ですね◎ SEEDやアキュビューなど品ぞろえも豊富で、7区に住んでいる方には便利ですね◎ 英語対応が基本となります。 日本人の方が多く住むサンワパールレジデンスにも2023年に2号店がオープンしたので、そのエリアに住んでいる方は2号店も便利です◎ あの有名なパリミキがベトナムのハノイにもあります! 日系の眼科医院である日本国際眼科病院ビル内に入っており、様々なコンタクトレンズ製品を取り揃えています。 日本人スタッフが常駐しているため、いつでも日本語で質問できるのが嬉しいポイント。 そして、オンラインショップも充実しており、下記の写真の様に製品が非常に見やすいのでオンラインショッピングもおすすめです! 2013年10月には、コウザイ区に第2号店となる「Japan Eye Clinic(ジャパン・アイ・クリニック)店」をオープンされハノイ全域で人気を集めています。 コンタクトレンズ利用者が非常に多い日本では、海外でも同じように継続使用できるかはどうかはとても重要ですよね。 ご紹介した通り、ハノイやホーチミンでは日本ほど便利でどこでも購入できるわけではありませんが、問題なく入手することができます。 ハノイやホーチミン以外の地方都市になると手に入りにくくなるので、ある程度まとめて購入し持ってきておくと安心でしょう。 また、ベトナムでのオンラインショッピングは、販売店舗は限られていますが、処方箋もいらず、意外と購入はスムーズで困ることはありません◎ 洗浄液などは少し割高にはなりますが、こちらも問題なく購入が可能ですので、日本からたくさん持ってくる必要はないかもしれません。 これからベトナムへ移住される方にとって、こちらの記事が参考になれば嬉しい限りです!
- 2024.05.09
【ハノイ/不動産】ベトナムで絶対に抑えておきたい、賃貸探しのポイントを徹底解説!
海外で新しい生活を始めるのは、とてもワクワクする反面、不安もあるかと思います。 新しい環境に慣れるのは時間がかかりますし、言葉や文化の壁にぶつかることも少なくありません。また、単身の場合、家族や友人と離れて暮らすことになるため、寂しさや孤独感を感じてしまうこともあるでしょう。 しかし、海外で新しい生活を始めることは、とても貴重な経験です。新しい文化に触れて、人生観や価値観が変わることもあります。また、新しい人と出会い、友達や恋人ができるかもしれません。 そんな希望に満ち溢れた生活に必ず必要なのが、拠点となる住居。 賃貸を借りる際は、物件の立地や間取り、家賃などの条件だけでなく、治安も重要なチェックポイントです。特に、治安が悪い地域に住んでしまうと、トラブルに巻き込まれる危険もあります。 そこで、海外で賃貸を借りる際のチェックポイント、特にハノイで役立つ情報をいくつかご紹介します。 ハノイは比較的どのエリアも治安が良好です。しかし、観光地や繁華街、特に日本人街では、スリや置き引きなどの軽犯罪に注意が必要です。 外出時は人通りの多い場所を歩く、荷物を道路側に持たない、リュックは前に持つなど小さな防犯を習慣づけましょう。 ハノイに限ったことではありませんが、夜間は人通りが少ない場所は避け、夜道の一人歩きは避けるようにしましょう。そして、万が一に備え、海外保険には必ず加入しておきましょう。 「どの辺りが住みやすいか」これは、ハノイに住んでいるとよく聞かれる質問です。 結論、住みやすさの定義は、人それぞれ異なりますので、一概に定義付けすることは難しいです。価値観や状況により住むエリアが選べるのがハノイのメリットでもあります。 よく聞く要望としては以下がほとんどです。 日本人が多く住んでいるエリア 英語やベトナム語が苦手なので日系スーパーや日本食レストランが近くにあること 職場に近いか、通勤途中の便が良いエリアであること 車やバイクの騒音・近隣の騒音が少ない閑静な住宅エリア お子様が遊べる大きな公園があり尚且つ通学スクールバスの巡回経路内であること 警察署や交番は近くにあるか いずれもハノイの主要なエリアで探すことが可能であり、どこのエリアでも比較的、生活しやすい環境が整っています。趣味、嗜好がよほど強くない限りは賃貸物件の価格帯も幅広く、予算に合わせて住まいを探すことが容易です。大抵の場合は遠くても都心部から車で20分~30分圏内で見つかります。 ハノイは大きく分けると、6つのエリアに分類され、各エリアの詳細については下記の記事で詳しく解説をしています。具体的に賃貸や不動産を探す際には、ぜひ参考にしてみてください。 「ハノイに住むなら絶対おすすめのエリア6選」の記事を読む ここからは、もう少し具体的にライフスタイルに合わせた賃貸・不動産探しのポイントを解説します。はじめは、単身での駐在や生活をされる方向けの内容です。 単身で生活をするのであれば、平日の日中は仕事がメインで忙しい方がほとんど。ベトナムは物価も安いため、食事は外で済ませる方が多いです。筆者も実際に駐在していたことは、夜はほぼ外食で済ませていました。 レストランへのアクセスを考えるのであれば、日本食レストランが多く集まるバーディンエリア周辺がおすすめです。徒歩やタクシーで5分以内でアクセスできれば、日々の負担を大幅に軽減することが可能です。 また物件を探す際は平日の日中がほとんどです。一方で、自宅にいるのは土日祝がメインを占めます。平日と祝日で人の流れの変わるようなエリアであれば、土日の騒音などにも気を配り場所選びをすることが大切です。自分自身では判断が難しいため実際の状況は、不動産屋さんに確認を行ってください。 奥様やお子様と一緒に生活をするのであれば、日中の時間帯も家に人がいることが多いため、単身以上に住環境には気を配る必要があります。 赴任直後などは、徒歩圏内で買い物に行けるスーパーがあるのか、近くにインターナショナル系の病院はあるのかは気にかけておきましょう。 また、特に奥様は仕事にいかず家にいることが多いため、友人が作りにくいといった悩みを抱える人が多いです。コミュニケーションなどを積極的に取っていきたいと考えるのであれば、後ほど紹介するコンドミニアムを選択するのがおすすめ。 敷地内に公園やプールなど様々な施設があり、住民同士の交流が生まれやすい特徴があります。 賃貸を選ぶ際には、通勤・通学も考慮に入れておく必要があります。ハノイの場合、以下のような手段が考えられます。 ・徒歩で通勤、通学 ・学校のスクールバスで送迎 ・会社からの送迎車を利用して通勤 ・タクシーやバイクタクシーを利用して、通勤 ・バイクの免許を取得して、バイク通勤 徒歩での通勤、通学をしている人もいますが、夏場などは日差しが強く体力的にも大変です。多くの方が、会社の送迎車やタクシー、スクールバスなどを利用して通勤・通学を行っています。 会社や学校までの送り迎えの足が確保できているのであれば、中心部から少し離れ家賃を抑えるというのも、考え方の一つです。 またベトナムでは、日本の普通自動車免許証を保有している方であれば、手続きと実技試験を受けることでバイクの免許を取得することも可能です。 お勤めの企業でバイクの運転に関する規定がないか事前に確認いただいたうえで、駐在や滞在予定期間が長くベトナム・ハノイでの生活をより楽しみたいと思われている方はぜひ挑戦をしてみてください。 筆者も、駐在2年目でバイクの免許を取得し、ベトナム滞在がより一層充実したものとなりました。 賃貸契約をするにも日系業者、日本語対応ローカル業者、ローカル業者で値段は千差万別です。もちろん日系業者はコミュニケーションがスムーズなので値段は相応。 日本語対応可能なローカル業者は日本語対応できるスタッフの日本語レベルにムラがあり、契約自体はスムーズなものの、筆者は言葉の行き違いで退去時にトラブルになったこともあります。住居のトラブルや対応には誠意を感じ、何か故障したり、害虫駆除をお願いしたりすると即日対応が多く対応に不満はありませんでした。 ローカル業者やオーナー直で契約の場合は、かなり安く借りられる場合もありますが、それなりの言語力と関係性が求められます。勿論、安さも魅力の一つですが、契約の際はしっかりした仲介業者に間に入ってもらった方がトラブルも少なく無難です。 ベトナムは朝から活動している人が多いため、筆者はローカル業者と朝8時に待ち合わせて内見を数軒回り、契約、入居を1日で済ませたこともあります。驚くほどに簡単に契約することができました。内見の移動の際もスタッフのバイクの後ろに乗りながら移動だったので冒険気分で楽しかったです。 ※必要書類や手続き、期間などは業者やタイミングにより変動します。必ずしも1日で入居できる訳ではありません。 ネットで物件を探していると必ず目にするサービスアパートの文字。ベトナムでは賃貸を探す場合、大きく分けて「サービスアパート」、「ローカルアパート」、「コンドミニアム」の3種類の物件で括られています。これらを賃貸契約する上で、筆者の経験上、面倒な手続きや特殊な書類などもありませんでした。 サービスアパートとは、基本的に光熱費、掃除、洗濯、リネン交換、プール・ジム等の利用料が家賃に含まれているアパートになります。 ホテルと賃貸住宅の中間的なイメージです。ホテルのように家具や家電が備え付けられているため、長期滞在でも不便がありません。また、ホテルよりも広い部屋が用意されていることが多いため、家族やグループでの滞在にもおすすめです。 ※プール、ジム、飲料水、ウォーターサーバー等の有無や掃除回数、光熱費の上限は各アパートにより異なります。 ビジネスマンや長期出張者、留学生など、様々な目的で利用されています。また、ホテルよりも安価に宿泊できることから、観光客にも人気があります。 安定的なサービスを受けることができますが、コンドミニアムと比べると建物自体の規模が小さくなる事が多く、ハノイで「日本と同等の内装」を住まいに求めるのであれば、高級サービスアパートを契約しないと難しいかもしれません。 勿論、電球の交換や、インターネット・ケーブルテレビ使用料も無料で、筆者の住んでいたアパートはネットフリックスまで見れました。 エリア、物件数も多岐に富んでおり数多くの物件から探せるので、はじめてベトナムで暮らされる方や独り暮らし、共働きのご夫婦様にまずお勧めしたい物件形態です。 ベトナムのローカルアパートは、主にベトナムの現地人が住んでいるアパートです。コンドミニアムやサービスアパートメントに比べて、余分なサービス料が含まれないので、家賃が安く広い部屋が借りられることが最大のメリットです。 一般的に、ベトナムの建築基準法に基づいて建設されているため、日本のアパートに比べて、築年数が経過したり設備が古かったりすることがあります。契約後の諸問題の対応について、やはりサービスアパートのような質をオーナーに求めるのは難しいケースがほとんどです。 また、日本人利用者が少ないので周りの環境は日本語が通じ辛いですが、ローカルな生活を体験をしたい方にはおすすめです。 家の構造についても日本とは大きく異なり、1階はバイクを停めるスペース、廊下にキッチンが設けられているといった不動産もあります。 またオーナーが同じ建物に住んでいる場合、門限などが設けられ、夜間の出入りに気を使わなければならない場合も想定しておきましょう。 物件自体のセキュリティーは低いと思ったほうが良いでしょう。ベトナムのローカルアパートに住むかどうかは、自分のライフスタイルや予算に合わせて、検討してみることをお勧めします。 コンドミニアムとは、建物全体が区分所有された集合住宅です。各戸は区分所有者によって所有され、専有部分と共用部分に分けられています。専有部分は、各戸の居住空間や収納スペースなど、個人が独占的に使用できる部分です。 簡単に説明すると、個人オーナーが賃貸に出している物件となり、基本条件では光熱費やサービスは含まれない物件となります。主にマンション型で、アパートに比べ、圧倒的に高級感とセキュリティー面での安心感とがあります。 日本同様の分譲マンションタイプの賃貸物件で希望に合う内装や眺望、間取りを探すことが上記に比べて楽です。また、オーナーや他の居住者との一定距離がある為プライバシー度が高いです。 しかし、エレベーター、階段、エントランスホール、駐車場など、複数の共用部があるので、人と会う機会が多く、服装に寛容なベトナムとはいえ、あまりにだらしない服装は控えたほうが良いでしょう。 コンドミニアムでも基本的な家具が揃っておりますので家具を手配する必要はありませんが、コンドミニアムはオーナー毎(お部屋毎)で設置する家具家電が異なりますので、ネットでイメージ写真をみて内見したらイメージと違う!なんてことにならないよう気を付けましょう。 コンドミニアムのメリットの一つとして、敷地が広い物件が多いため住居者専用の公園施設やプールなどお子様の遊ぶ場所が多いです。そのためお子様がいるご家族様にオススメしたい物件タイプになります。 各物件の特徴を理解したところで、家賃相場の目安についても解説します。 家賃相場(最低価格) ローカルアパート 150ドル前後(約22,500円)〜 サービスアパート 500ドル前後(約75,000円)〜 コンドミニアム 1,000ドル前後(約150,000円)〜 家賃については、部屋の数や大きさ、築年数などにより一概お伝えするのは難しいですが、上記がハノイの家賃相場の目安です。 雇用形態・勤務先によっては家賃補助があるところも多いので、自身の会社の制度などをしっかりと理解し、値段だけにとらわれることなく家探しをするようにしてください。 海外で賃貸を探す際のチェックポイントもいくつかご紹介いたします。 海外では日本よりも水圧が弱いことが多いです。そのため、シャワーを浴びるときに、水圧が弱くて満足できないことがあります。水圧でストレスを感じたくない場合は、事前に確認しておくとよいでしょう。 賃貸物件を探す際には、日当たりを重視することが大切です。朝日を体に浴びると、体内リズムが整いやすくなります。朝日には、体内時計を正常にする働きがあるため、日当たりが良い場所でしっかり朝日を浴びましょう。 また、日当たりが良い場所に干せば、洗濯物は早く乾きます。高温多湿なハノイでは乾燥に時間がかかったり、収納していた衣類にカビが生えたりすることも稀にあるので、重要なポイントです。最近は乾燥機が家庭にあることも珍しくありませんが、太陽光で干せば電気代の節約になり、洗濯物を傷めずに仕上げられるなどのメリットがあります。 日当たり同様に部屋の風通しも考えておくことが重要です。 日当たりがいくら良い物件でも、風通しが悪い物件では湿気がたまりやすくなります。風通しの良さも日当たりとセットで確認しておきましょう。 ベトナムの電圧は220V、日本は100Vなので、電圧の差が120Vあります。電圧の差が大きい場合、変圧器を使用して電圧を下げる必要があります。筆者も経験があるのですが、奮発して買ったベトナム用の炊飯器を日本から持ち込み、コンセントにプラグを挿し込んだ瞬間に、シュッ!と音が鳴ってショートしてしまいました。 勿論、ショートした家電はもう使い物になりません。こちらの不注意なのでメーカー側での修理サポートを受けることも出来ず、捨てるしかありません。 ただし、携帯電話やデジタルカメラなどの電子機器は、全世界の電圧に対応しているマルチボルテージ仕様の場合が多いです。そのため、変圧器は必要ありません。 ベトナムへ旅行される際は、お持ちの電子機器がマルチボルテージ仕様かどうかを確認してください。変圧器が必要な場合は、旅行前に変圧器を用意しておきましょう。 賃貸物件を借りる前に、必ず物件の状態をよく確認しましょう。特に、壁や床、家具などの傷や汚れがないかを確認しましょう。また、設備が正常に作動するかを確認することも大切です。 これにより、退去時の原状回復費用にかなりの差が出ます。原状回復費用は、通常、賃貸契約書に記載されています。もし記載されていない場合は、不動産会社に確認するようにしましょう。 海外では、日本とは異なる法律や規制、常識が適用されている場合があります。そのため、賃貸契約を結ぶ前に、現地の法律や規制を必ず確認するようにしましょう。特に、家賃や敷金、退去時の原状回復費用などの支払いに関する規定は、必ず確認しておきましょう。 どれも少し意識するだけで簡単に行えるので、賃貸を借りる際に実践してみてください。上記の注意点を守り事前確認を増やすことで、トラブルを回避し、安心して海外で生活を送ることができます。 様々な目的で使い分けできる便利な物件が多いベトナム。ホテルにはない様々なメリットがあるため、ぜひ色々な物件を検討して楽しんでみてはみてはいかがでしょうか。
- 2024.05.06
ベトナムでのペット飼育/移住前の準備と現地でのペットライフ完全ガイド
ペットは家族同然で、いつも励ましてくれる大切な存在ですよね。 今回は「日本で一緒に暮らしていたペットをベトナムに連れていくことができる?」と疑問に感じている方にペットを帯同するための手続き方法やベトナムのペット事情などを解説していきます。 ベトナムへの引っ越しでは、ペットと一緒に移動するための手続きや必要な書類、航空会社の規定などを事前に把握しておきましょう。 輸出検疫(根拠法令:狂犬病予防法、家畜伝染病予防法) 日本から輸出される犬・猫は、輸出検疫を受けなければなりません。違反した場合、犬は家畜伝染病予防法に基づき、3年以下の懲役または300万円以下の罰金(※法人の場合は5000万円以下の罰金)、猫は狂犬病予防法に基づき30万円以下の罰金に処せられます。 引用元:動物検疫所/犬、猫を輸出するには 狂犬病予防接種などは期間を開けて接種しなければならないことやその他の検査項目を合わせられないといった理由から手続きに時間がかかることもあります。 ペットをベトナムに連れていくことが決まり次第、かかりつけ獣医に相談し、余裕を持った準備が必要です。 それでは以下から、犬・猫の場合を詳しく解説していきます。 引用元:農林水産省・動物検疫所 まずは、日本から輸出する際の条件の確認をしましょう。日本の動物検疫所では空港から出国する際の手続きについて問い合わせすることができます。 動物検疫所/所在地一覧 “ 日本を出国するためには、動物検疫所において出国前に狂犬病(犬の場合は狂犬病とレプトスピラ症)についての検査及び輸出検疫証明書の交付を受けなければなりません。事前(検査希望日の10日前まで*)にNACCS(動物検疫関連業務)にて輸出検査の申請をしてください。 ” 引用元:動物検疫所/犬、猫を輸出するには 次にベトナムで居住する予定の地域の日本領事館にペットの入国条件を確認します。 ベトナム国内でも地域によって必要な書類が異なることもあるため、まずは居住予定の地域の日本領事館に問い合わせましょう。 在日本ベトナム領事館 在ダナン日本領事館 在ホーチミン日本領事館 ノイバイ国際空港連絡先情報 タンソンニャット空港動物検疫所 飛行機にペットを乗せるには? 各航空会社によって規定は異なりますが、基本的には預け入れ荷物としてケージに入った状態で貨物室に運ばれます。また、 妊娠中でないこと 若齢でないこと 輸送に耐えられる健康状態であること 等の細やかな規定が定められています。 またペットの受託料金や、準備が必要なクレート(ゲージ)もそれぞれ異なるため渡航の予定が決まり次第、利用する予定の航空会社の規定を予め確認しておくことが大切です。 日本に帰国する際には「マイクロチップの埋め込み」が必要になり、日本で事前に埋め込んでから渡航する人がほとんどのようです。 ※ベトナムで埋め込むことも可能です。 この他にも滞在期間や滞在した国によっては、帰国時の手続きが異なるため帰国の予定がある方は事前に確認しておきましょう。 日本から出国する際に必要な「狂犬病の予防注射」「狂犬病抗体検査」を動物病院で受ける必要があります。動物病院から証明書を取得し、動物検疫所へ提出するため保管しておきましょう。 入国する際に必要な検査や予防接種があれば、合わせて実施し証明書を取得しておきます。 NACCSというインターネットシステムから申請することができます。 NACCSとは? NACCS(ナックス)は、動物検疫で必要となる輸入事前届出や輸出入申請手続がインターネットを介して利用できるシステム(電子申請)です。 初めてNACCSを利用する方は、利用者IDの取得が必要です。 引用元:動物検疫所/NACCS(動物検疫関連業務)について(犬や猫の輸出入手続者用) NACCSを利用しない場合は輸出検査申請を記入して、検査を希望する動物検疫所へ提出します。各申請書類は動物検疫所のホームページからダウンロードすることができます。 動物病院で取得した証明書類をメールで輸出検査を希望する動物検疫所へ送付します。 基本的に出発10日以内に輸出検査を行います。検査には予約が必要ですので、出発空港の輸出検査の予約を行いましょう。 【検査受付時間(要予約)】 成田支所(携帯品・手荷物扱いでの輸送):毎日8時半から16時半まで 羽田空港支所:毎日8時半から16時半まで 関西空港支所:毎日8時半から16時半まで 上記以外の動物検疫所で検査を希望される場合は、直接お問い合わせください。 輸出検査の申請後、検査を希望する日時を動物検疫所へメールで連絡してください。 ※輸出検査は30分から1時間程度かかります。頭数や渡航先の国の条件によりさらに時間がかかる場合がありますので、時間に十分余裕を持って予約してください。 ※輸出検査の予約日時は、証明書類原本を持って、ペットと一緒に来所してください。 引用元:動物検疫所/犬、猫を輸出するには ここからは、ベトナムのペット事情やペット可の物件、動物病院やペット用品について解説していきます。 ベトナムにおけるTGM Gobal Pet Care調査の2023年調査によると、 ベトナムでは最大67%がペットを所有していて(世界平均58%)そのうち74%のベトナム人が犬を飼っており、51% が猫を飼っているということです。 回答者の53% が家で2 匹以上のペットを飼っています。 引用元URL このように、ベトナムではペットを飼う人が多く、多頭飼いの人気も高まっています。 実際に、街中ではトイプードルやポメラニアンなど小型の犬や猫を連れて散歩をしたり座っておしゃべりをしたりしている姿をよく見かけます。 また、ペット同伴可のカフェも多く、テラス席でペットと一緒に憩うベトナム人も多いです。 ベトナムで飼われている大多数のペットは室内飼いが多いようです。日本のように庭に繋がれている犬はあまり見かけないかわりに放し飼いにされている犬が多いです。 ペット好きなベトナム人。ベトナムにもペット飼育可の物件があります。外国人向けにはペット飼育可のコンドミニアムをおすすめされます。また、ローカル向けの物件も視野に入れることで、選択肢が広がります。 トラブルを避けるためにも契約書上明確にペット可と記載がない場合は必ず記載してもらうようにしましょう。 ベトナムには「インターナショナル動物病院」「日系動物病院」「ローカル動物病院」などがあります。 ローカル病院では日本の診察料よりも安くすむことから、利用する人も多いようです。言葉の壁からなかなか症状が伝わらないこともあるそうですので、日頃から信頼できる獣医師を見つけておくと安心ですね。 ハノイ・ホーチミンの人気な病院を挙げますが、下記以外にも外資系病院やローカル病院は数多くあります。 Asvelis Veterinary Clinic/ハノイ市 ベトナムホーチミン市佐々木動物病院/ホーチミン市 ローカルスーパーにもペットフードなどの販売はありますし、ベトナムに進出しているコーナンやイオンモール等にもペット用品があります。 またローカルの路面にあるペット用品店も多く、キャリーゲージなどの種類も豊富です。 LazadaやShopeeなどの通販サイトでは様々なペット用品が手に入り、配送もしてくれるため重いエサやトイレ関係の商品の購入に便利です。 ベトナムでよく見かけるのは日が暮れ始めてからバイクに乗って公園に行き、犬の散歩をさせている風景です。ハノイやホーチミン市内には大きめの公園がたくさんあるため、バイクや車を気にすることなく散歩をさせることができます。 ノーリードで散歩させている犬も多く見かけますが、実際のところ衛生上禁止されている公園もあります。 狂犬病予防や予期せぬ事故予防の観点からもしっかりリードは繋いでおきましょう。 今回は日本からベトナムへのペットの引っ越し(輸出)とベトナムのペット事情を解説しました。適切な準備と情報収集を行えば、ペットと共にベトナムに引っ越すことも可能です。 また、ベトナムではペット文化が根付いており、犬や猫を飼うことが一般的です。動物病院やペット用品店も充実しており、ベトナムでもペットとの生活を送ることができます。 実際にペットと一緒に暮らす日本人在住者も多くいます。ペットとの暮らしで、日常がより豊かになりますね。この記事が参考になりましたら幸いです。
- 2024.05.02
【ベトナム/生活】自炊する方必読!調味料特集(購入場所・価格等)
海外生活で気になるのは、やはり「食事」ではないでしょうか? ベトナムは安く美味しいレストランが多くあることが魅力ですが、外食だけでなくご自宅で自炊もしたいと思う方もいるでしょう。 そこで今回は「ベトナムのローカルスーパーで手に入る日本食の自炊に使える調味料は?」「日本食材店でしか購入できないものは?」という疑問にお答えする情報をご紹介します。 今回は、ベトナムローカルスーパーの定番「コープマート(Co.op mart)」で食材を調査しました。コープマートはホーチミン市内に複数店舗あり、食材から日用品まで揃い、大型複合施設に併設されているところもあるためお買い物に便利です。 ハノイにも多くあるベトナムローカルスーパーのVinmartでも同じような品揃えになりますのでご参考にご確認ください。 ベトナムには「AJINOMOTO」が進出しています。 定番商品の「味の素」をはじめとしてベトナムでも定着しているブランドです。 いわゆる「鶏がらスープの素」は、日本で購入するものと変わらない味だと感じます。価格はおよそ98円(16.000VND)ベトナムで購入すると日本よりも安いためお土産に購入する人もいるようです。 この他にも「きのこだしの素」や「豚だしの素」、「コンソメスープの素」などもあります。 「キューピー」も2010年からベトナムに進出しており、ベトナムのローカルスーパーではキューピーのドレッシングやマヨネーズが手に入ります。 また、AJINOMOTO製のマヨネーズやローカルブランド・海外ブラント製のマヨネーズも取り扱っており選択肢は豊富な印象です。 ベトナムでドレッシングといえば「ごまドレッシング」が定番のようです。マヨネーズやごまドレッシングは、野菜のサラダなどさまざまな料理に合いますよね。 ローカルブランドのケチャップがいくつか取り扱いがあります。価格はおよそ80円(13.000VND)でした。ベトナムのローカルスーパーには、輸入品のハインツケチャップも売っています。 ローカルブラントのケチャップの味は日本の製品よりもわずかに甘味が感じられるかもしれませんが、酢豚やケチャップライス等の調理に使用すると、ほとんど味の違いを感じることはありません。 AJINOMOTO製やローカルブランドの米酢の取り扱いがあります。米酢以外にも、りんご酢も取り扱いがありました。 暑い時や疲れている時は酸味のある食べ物が欲しくなることがありますよね。そのような時には、酢の物や酢飯など、酸味を活かした料理に活用できます。 中華系の調味料の代表といえるオイスターソースも販売しています。同じ棚には中華系の醬油の取り扱いもありました。 オイスターソースがあれば、中華系の炒め物や料理のコク出しに活用することができます。 ベトナムに在留する韓国人は20万人で、在留日本人の10倍になっています。ホーチミンには韓国系のスーパーも多くあり、韓国食材は比較的簡単に手に入れることができます。 調味料以外にも韓国系の冷凍食品やインスタント食品もローカルスーパーで手軽に購入できます。 意外にもわさびもローカルスーパーで見つけることができました。価格はおよそ470円(78.000VND) お刺身にはもちろんですが、鶏肉にわさびを塗って和風ソテーにしたり、パスタと和えてピリ辛和風パスタにしたりと活用してみてくださいね。 白砂糖、ブラウンシュガー、製菓用の粉糖など砂糖の種類も豊富です。 ベトナムならではなのはココナッツシュガーです。液体のものやブラウンシュガーのような固形のものがあります。在住者の中には、液体のココナッツシュガーをみりんの代用品として使っている方もいます。 上白糖は日本のもの? 日本の家庭で多く使われている砂糖の代表に、柔らかく溶けやすい「上白糖」がありますが、これは日本ならではの砂糖で、世界的にはグラニュー糖等の白砂糖が一般的だそうです。 ベトナムでは結晶が大きいグラニュー糖が主流ですが、日本食材店には上白糖を取り扱うお店もあります。 (参考:カップ印/シュガーラボ) 塩水から精製した塩やヒマラヤピンクソルトまで幅広く取り扱っています。 ベトナムでは「ヨード入りの塩」というジャンルがあり、ミネラルが豊富でいい塩という位置付けだそうです。ヨードが添加されていない塩も販売していますので、用途に応じて選ぶことができます。 また、ベトナムには純粋な塩以外にも「レモングラス塩」や「ライム塩」などそのまま食材の味付けとして使える商品も多くあります。 さらに、ベトナムは世界有数の胡椒生産国としても知られています。特に有名なのは「フーコック産の胡椒」でお土産としても定番です。 ベトナムでは大豆油以外にも、ひまわり油・ココナッツオイルが一般的に販売されています。この他にもオリーブオイルやごま油などを購入できます。 味噌・醬油・料理酒・みりんは売っている? 味噌、料理酒、みりんをコープマートで見つけることはできませんでした。醬油の取り扱いはありましたが、キッコーマンの卓上醬油のみでした。 ですが、ホーチミン市内には日本食材店がたくさんあり、醬油や味噌以外にもお好み焼きソースや焼肉のタレなど日本食材のほとんどを手に入れることができます。 今回はホーチミン市内にある日本食材店「業務スーパー」と「ハチハチ」で購入できるものを調査しました。 「業務スーパー」「ハチハチ」はホーチミン市内に2店舗あります。日本食材を取り扱うお店はこの他にも「Ichibanマーケット」や「アクルヒスーパー」「晴レ屋」「イオンモール」などたくさんの日本食材店があります。 また、ハノイにも日本食材を扱う「富分(TOMIBUN)」「AKURUHI」「ハノイ商店」「SAKUKO」など多くありますのでご安心ください。 ローカルスーパーでは取り扱っていない和風だしの素は、日本食材店での購入がマストです。セールの時は比較的安価で購入することもできます。 みりんや酒も日本食材店には必ず販売しています。ベトナム産のみりんや酒の商品もありますが、日本産のものと価格帯は大きく変わらない印象です。 業務スーパーでは醬油の種類が豊富でした。醬油はどんな料理にも使用するため切らすことのできない食材ですよね。 味噌は「マルコメ」製のものをよく見かけます。また業務スーパーブラントの味噌もありましたが、選択肢が少ない印象でした。 好きな味噌がある方は、日本からの持参を検討するのも良いでしょう。 日本製の鍋の素も種類が豊富です。ベトナム人も鍋が大好きで、ホーチミン市内には鍋を提供するお店がたくさんあります。 特に「ラウガーラーエー(Lẩu Gà Lá É/ハーブ鶏鍋)」は、きのこやハーブ入りのあっさりした出汁が美味しく、日本人の口にあう味付けでおすすめです。 日本製のカレーやシチューの素も日本食材店で取り扱っています。 ベトナムでは日本のとろみのあるカレーが好みでない人も多いようです。 変わりに「カリーガー(cà ri gà)」というココナッツミルクを使ったタイカレーのようなカレーや「ボーコー(bò kho)」というベトナム風のビーフシチューがあり、とても美味しいです。 食べるラー油や七味などの香辛料も販売していました。日本食材店では、欲しかった調味料もすぐに見つけることができますね。 ▼この他にもベトナムで購入できる食材について詳しく解説しています。 「ベトナムで自炊すると食費はいくら?」ベトナム在住者による生活費大解剖! 日本調味料メーカーの進出によりベトナムのローカルスーパーでも、日本食の調理に使える調味料が揃います。現地生産の調味料を使うことで、食費も節約することができますね。 また、ベトナムならではの調味料を取り入れることで、料理の幅もぐんと広がります。日本の味噌や醤油などの調味料は、日本食材店で手に入りますので、いつでも安心して購入できます。 この記事がベトナムの暮らしの参考になりましたら幸いです。
- 2024.04.29
【2024年最新版】ベトナム音楽特集!最新人気歌手&曲を一挙紹介!
ベトナムに住むからには、ベトナムのカルチャーにも触れたいですよね。 様々なエンタメがありますが、その中でもベトナム人が好きなことと言えば音楽です。 ベトナムの道を歩けば至る所でカラオケをしているところが見られ、老若男女問わず歌が大好きな国民性! ベトナムで生活をしていると必ずカラオケの場に呼ばれることがあるでしょう。誕生日会や結婚式などの場でマイクを渡されることもしばしばあります。 そんなときにベトナム語の歌が歌えたら、人気者になること間違いなし。 そこで、こちらの記事では最新の人気ベトナム人歌手や曲、カラオケで歌えると喜ばれる歌も紹介していきますので、ベトナム在住の方は必見です! ベトナムで知らない人はいない!と言っても過言ではない男性ソロアーティストSon Tung M-TP。 すでに2010年前半からベトナム国内では人気が出ていましたが、国際的にも知られることとなったのが2019年にアメリカの超有名ラッパーSnoop Dogとコラボレーションしてリリースした『Hãy Trao Cho Anh』という曲です。 この曲のMVがリリース後半日で1200万回を超えたことも当時話題となりました。この曲はアメリカのビルボードにもチャートインし、現在ではベトナム国内外共に注目を浴びている人気歌手です。 ベトナム人で初めてYou Tubeの金の再生ボタンを獲得した人でもあるすごい歌手なのです。 『Hãy Trao Cho Anh』はもちろんですが、今聴くならおすすめは『Chung Ta Cua Tuong Lai』です! 切ない恋愛ソングですが、ベトナム人女子にはたまらない一曲なので、是非覚えてみてくださいね◎ ベトナムの甘い歌声のシンガーソングライターといえばPhan Manh Quynh! 『Vợ người ta』という曲で一躍有名になり、この曲はyou tubeで1億回再生を超え、2015年の検索ワードNo.1を獲得するほどの人気曲となりました。 ギター片手にしっとりとしたベトナムの曲を聴きたい!と言う方には一度聴いて頂きたいおすすめの歌手です◎ その後も2020年に開催されたミュージックアワードで『ミュージシャン・オブ・ザ・イヤー』を獲得するなど、長きに渡り人気を博し続けている歌手の一人ですよ。 今一押しの曲と言えば、2024年にリリースされた『Sau loi tu khuoc』。切ない恋愛ソングと甘い歌声はPVと共に聴いて頂くことをお勧めします! ベトナムで超有名歌手の男女2人がタッグを組んでリリースした曲が、2023年から大人気で街の至る所で流れてきます。 全く知らない日本人でもベトナムに住んでいると耳にしたことがある程の有名曲です◎ Hoa Minzyはベトナムのスターを発掘する番組『Học Viện Ngôi Sao』で2010年に優勝して以来、スターの道を駆け上がった北部バクニン出身のママ。 美貌とパワフルなのにどこか切ない歌声を兼ね備え、女優・モデル・歌手・実業家として幅広くする大人気歌手です◎ 一方歌手と音楽プロデューサーの二足のわらじを履くTang Duy Tanは、2020年頃から次々とヒット曲を連発し、甘いマスクと歌声で大人気! 2022年にリリースされた『Upstairs』が最も売れ、ベトナムビルボードでもTop1を獲得しています。 そんな二人がタッグを組み、満を持してリリースした『Bat Tinh Yeu Len』は見逃せない1曲ですよ! 歌手であり女優としても大人気のHoang Thuy Linh。 歌手や女優としての実力は十二分に認められ大人気な一方、海外のメディアも報道するほどのスキャンダルで世間を賑わせたこともあります。 しかしその後再び彼女は活躍をし続け、女優としても、歌手として数々の賞を総なめし、若者の間で驚異的なトレンドとなります。 日本で浜崎あゆみが大ブレイクしたことを彷彿させる人気ぶりとスキャンダラスなHoang Thy Linh。 そんな彼女は2024年現在もなおトレンドの最先端を走り続け、最近ではTik Tokで『See tinh』のダンスが大人気◎ ベトナム在住の方であれば、一度は耳にしたこともある方も多いのではないでしょうか? 知らない方は要チェックです!! 最初に紹介したSon Tung M-TPの実の弟であり、2022年にデビューしたばかりのMONO。 デビューから驚愕の勢いでヒット曲を放っているMONOですが、その中でも『Waiting for you』を歌えるとベトナム人の友人とカラオケに行ったら人気者間違いなしです◎ 2022年にリリースされ、その年の音楽番組ではいつでもMONOのWaiting for youが流れていたと言っても過言ではないほどの人気ぶりでした。 みんなが知っていてアップテンポで盛り上がるこの一曲は、カラオケの持ち歌にしておきたい一曲です! 先ほども紹介した女性歌手Hoang Thuy LinhのSee TinhはTik Tokでも大人気で、ベトナム人で知らない40歳以下はいないと口をそろえてベトナム人の友人たちが言う曲です。 アップテンポかつ誰もが知っている曲なので、カラオケで歌うにはもってこいの1曲です◎ 女性でベトナム人の同僚や友人とカラオケに行く機会がある!という方はこの一曲を覚えておけば、怖いものなしですよ! 筆者もこの曲を友人の家族のバースデーパーティーで披露した際には、アイドルかと錯覚するほどの盛り上がりを見せました笑 ベトナム語の歌を歌ってくれるというだけでも喜んでもらえる中で、みんなが知っていて盛り上がる選曲を知っているといざという時に安心ですね。 結婚式に出るならこれを覚えていけ!と言われた一曲がこちらの『Dam Cuoi Nha?』という一曲です! ベトナムでは結婚式後半になるとほぼ100%と言っていいほど始まるカラオケパーティー。 気付くとマイクが回ってくることもしばしばありますが、こちらの曲は老若男女知っている結婚式の定番曲なのでサビだけでも知っておくと心を鷲づかみできること間違いなし◎ ベトナムに住んでいると結婚式のお誘いは非常に多いので、事前に練習しておくといいかもしれませんね♪ 結婚式の定番曲の2つ目と言えばこちら! テンポもよくみんなで大合唱が始まるこの曲は、知っておくと周りと一緒に盛り上がれますよ◎ 純粋な愛の歌で、これから家族になることの喜びを歌っている可愛い曲です! アップテンポですが、一定のリズムなので意外と覚えやすい一曲ですので、是非一度挑戦してみてくださいね! こちらの記事ではベトナムの最新トレンド歌手&曲を紹介しましたが、いかがでしたか? ベトナムに住んでいる方だと、街を歩いていて耳にしたことがあるけど何という曲か知らなかった!と言う方もいるのではないでしょうか。 また、カラオケ大国ベトナムで日本人の私たちが一躍人気になるためにはベトナム語の曲を披露するのが一番です◎ 是非、紹介した心を掴む一曲を練習し、ベトナム人の友人や同僚とカラオケに行ってみてはいかがでしょうか? 私たちが外国の方に日本語の曲を歌ってもらえると嬉しいように、ベトナム人の方も非常に喜んでくれますよ!
- 2024.04.25
知ってて損なし!ベトナム・日本間のフライト 航空会社別の預入荷物・手荷物ガイド
一時帰国の際には、日本で購入したい食材や雑貨などがたくさんありますよね。 またベトナムで購入したお土産に日本へ持ち込むことができないものがないか気になることもあるでしょう。 トラブルが起きないよう、預け入れ荷物と手荷物の制限や規則について事前に確認しておくことが重要です。 そこで、今回はベトナム⇔日本の航空会社別に預け入れ荷物と手荷物の重量制限や注意点について解説していきます。 ここからは、ベトナム-日本間の直行便がある航空会社の無料受託手荷物の重量制限をまとめてご紹介します。 各航空会社の規約が変更になることもありますので、利用の際は公式ページで事前に最新の情報をご確認ください。 身の回りの品(ショッピングバッグ、ハンドバッグなど)1個の他、以下の条件の手荷物1個 ●3辺の和: 115cm(45インチ)以内 ※W55cm×H40cm×D25cm(W22インチ×H16インチ×D10インチ)以内 ●合計重量 :10kg(22ポンド)以内 ●プレミアムエコノミークラス /エコノミークラス 個数:2個(1個当たりの重量:23kg/個) ●ファーストクラス /ビジネスクラス 個数:3個(1個当たりの重量:32kg/個) 3辺(縦・横・高さ)の和:A + B + C ≤ 203cm ※キャスターと持ち手を含む (参考URL:日本航空/お預けのお手荷物) お一人様1個まで。身の回り品(ハンドバッグ、カメラ、傘など)のほか、手荷物1個。 ●サイズ:3辺(縦・横・高さ)の和が115cm以内かつ3辺それぞれの長さ55cm×40cm×25cm以内(22×16×10インチ) ●重量総重量:10kg以内(22ポンド)以内 ●プレミアムエコノミー/エコノミークラス 1個あたり23kg (50ポンド)まで ●ビジネスクラス 1個あたり32kg (70ポンド)まで ●ファーストクラス 1個あたり32kg(70ポンド)まで ANAでは荷物の個数が旅程等によって、適用となる無料手荷物許容量が異なるため、航空券面で、無料の預け入れ荷物の個数を確認しておきましょう。 (参考URL:ANA/無料でお預かりする手荷物の重さ・サイズ・個数(国際線)) ●エコノミークラス 機内持ち込み手荷物の合計重量は12kg以内です。手荷物1個(10kg以内)と付属品1個。 ●ビジネスクラス/プレミアムエコノミークラス 機内持ち込み手荷物の合計重量は18kg以内です。手荷物2個(1個あたり10kg以内)と付属品1個。 3辺(縦 x 横 x 高さ)の最大サイズは ●手荷物1個あたり:56cm x 36cm x 23cm < 115cm ●付属品1個あたり:40cm x 30cm x 15cm < 85cm ●エコノミークラス 1個あたり23kg ●プレミアムエコノミークラス 1個あたり23kg ●ビジネスクラス 1個あたり32kg お預けの手荷物の1個あたりの3辺(長さ×幅×高さ)の合計サイズが158cm以内です。ベトナムと日本の国際線で最大 2 個(各 23kg)の荷物を無料で預 けることができます。 (参考URL:Vietnam Airlines /荷物) お客様1人(2歳未満の幼児を除く)に対して1個の機内持ち込み手荷物と1個の小さな手荷物のみ持ち込め、その総重量は7 kgまでです。サイズは56cm×36cm×23 cm以下までです。 最大重量は1個あたり32kgです。 縦、横、高さは最大 119cm×119cm×81cmです。 3辺の合計(縦+横+高さ)が203㎝までのゴルフクラブセットは、通常の受託手荷物としてお預け可能です。 大型受託手荷物は、当社ウェブサイト、予約オフィス、代理店もしくは当社コールセンターにて事前購入出来ます。空港でのお支払いはHPの料金より高くなります。 (参考URL:Vietjet air /手荷物に関する制限) ※2024年4月現在、ベトナム⇔日本線は運航停止中となっています。 機内持込手荷物には、手荷物(最大重量7kg)と小物1個(最大重量3kg)が含まれます。 ●エコノミークラスの場合:7kg、寸法合計は115cm以内(56x36x23cm) ●ビジネスクラスの場合:2個x7kg、各個の寸法合計は115cm以内(56x36x23cm) 基準の手荷物に加えて、乗客は3kgを超えず、寸法合計が80cm(40x30x10cm)を超えない1個の小物を持参できます。 各受託手荷物の最大重量は32kg(70ポンド)、および/または最大3辺(長さ+幅+高さ)の合計が203cmを超えてはなりません。 ●エコノミークラス:無料受託手荷物は最大2個 ●ビジネスクラス:無料受託手荷物は最大3個 (参考URL:BANBOO AIRWAYS /手荷物) 爆発のおそれがあるもの、燃えやすいもの、有害物質などの「危険物」は、機内へ持ち込むことも、手荷物として預けることも禁止です。 例えば、カセットコンロ用のガスボンベやキャンプ用ガスは、内部に高圧ガスや引火性のガスを蓄えていて爆発するおそれがあるため、機内へ持ち込むことも、手荷物として預けることもできません。また、漂白剤や強力カビ取り剤などの酸化性物質、殺虫剤や農薬などの毒物、自動車用など電解液を用いる液体バッテリーは、万一漏れてしまった場合に、強い臭いや毒性、腐食性などが機内環境に重大な影響を与えるため、機内へ持ち込むことも、手荷物として預けることもできません。 (引用:政府広報オンライン/飛行機に持ち込めないもの お出かけ前に確認を!) よくあるのは、ベトナムの住居で使おうと日本で購入した殺虫剤やカビ取り、塩素系漂白剤などが、飛行機に持ち込めない航空危険物にあたります。預け入れ荷物であっても飛行機で運ぶことはできませんので、注意が必要です。 国際線を利用するときに100ml(g)を超える液体を持ち込む際には、1個の容量が100ml(g)以下の容器に入れ、その容器をジッパー付きの透明なプラスチック製の袋(容量1リットル以下。目安としては縦と横のサイズが足して40cm以内のもの。)に入れる必要があります。 液体物とは、基本的に「容器に入れていないと形を保てないもの」と考えておきましょう。味噌やジャム、ゼリーなども液体物の扱いになります。 ベトナムに持ち込みが禁止されているものは、銃、爆発物、麻薬、骨董品、ベトナム人のモラルに悪影響を及ぼすおそれのある出版物、写真、ビデオ等です。 アルコール類(度数20度以上のものは1.5リットル以上、それ未満の度数のものは2リットル以上、ビールは3リット以上)、タバコ(200本以上)、シガレット(20本以上)、タバコ糸(250グラム以上)、金(300g以上)についても申告が必要です。 入国時に、現金5,000米ドルあるいは同額相当の外貨、又は1,500万ドンのいずれかを超えて所持して入国する場合は、空港で申告する必要があります(申告用紙は税関係官に請求してください。)。 この申告をしなかった場合には、所持金を没収される可能性があります。 (参考:在ベトナム日本大使館/ベトナム出入国情報) また、食品の持ち込みに関する規制については在ベトナム日本大使館のホームページに記述はありません。 実際の経験では、ベトナムの空港での税関検査は荷物をエックス線に通すエリアが設けられていますが日本ほど大掛かりな検査場ではなく、申告物がない場合は、検疫を受けずに通過できることがあります。また、スマホやパソコンの画像やフォルダを確認されるような経験はありません。 このようにベトナムの空港が厳しいと感じたことはありませんが、レジデンスカードや滞在可能なビザがない場合は復路のチケットがないとそもそも入国を拒否されることもあるようですので注意しましょう。 生のフルーツや野菜など 肉製品などの畜産物 動物の剝製や革製品 ブランドのコピー品 骨董品(ベトナムからの持ち出し禁止品) 蛇やサソリ入りのお酒 麻薬や武器等の危険物 ドライフルーツやティーバッグ、焙煎コーヒー、ローストナッツ、容器に密閉された香辛料などは検疫を受けずに持ち込むことができます。 (参考:農林水産省/特集「旅先のお土産も注意!肉や果物などの持ち込み 空港の手順」) ベトナムのお土産の定番、ドライフルーツやコーヒー、ナッツ類、サテトムやハーブ塩などは問題なくお土産として持ち帰ることができます。 しかし、果物や野菜、花などは条件が細かく分類されており、検疫が必要なため、日本への持ち込みには不向きです。 また、ラプチョン(ベトナムソーセージ)やパテなどの肉製品は缶詰であっても、検査証明書のマークがついていない商品は検査証明書の取得が必要になるため日本への持ち込みはほぼできない状況になっています。 (参考:植物検疫所/ベトナム、動物検疫所) ヌクマムは持ち込める? ベトナム航空のホームページでは匂いの強い荷物についてこのように記載しています。 “ 強い匂いの物品、手荷物は以下の指示に従って包装してください: 魚醤およびその他の強い匂いの液体は、プラスチック製の瓶に入れ、蓋をきっちりとしめ、蓋はテープで固定する必要があります。1本のボトルの95%以上を液体で満たさないようお願いします。ボトルはフォーム材の容器に入れる必要があります。 ” (引用:ベトナム航空/持ち込み禁止荷物) ベトナム航空では、厳重に包装すればヌクマムも預け入れ荷物に入れることが可能です。しかし、利用する航空会社によっては規定が異なるため、ヌクマム等の匂いが強い荷物がある場合は事前に確認しておきましょう。 免税範囲を超える量を日本に持ち込む場合は税関申告が必要になり、税金を支払います。また100万円以上相当の金品を日本に持ち込む場合は申告が必要となります。 免税の範囲(入国者一人当たり) 酒類1本760mlのもの。3本までは免税 たばこ紙巻きたばこ200本まで、葉巻たばこ50本までは免税 香水2オンスまでは免税 20万円未満相当の物品は免税 (参考:税関/海外旅行者の免税範囲) デジタル庁が提供するVisit Japan Webサービスは、入国手続き「検疫」、「入国審査」、「税関申告」、「免税購入」をウェブで行うことができるサービスです。 海外から入国される方のほか、日本に帰国される方も利用できます。 以前はアプリ版のサービス提供でしたが、令和4年12月末日をもって新規ダウンロードを終了しており、令和6年1月25日よりVisit Japan Webにおいて入国審査と税関申告の二次元コードが統一されました。 ペーパーレスで、スマートフォンから税関申告書類を作成でき、パスポート情報や滞在先の情報などが保存されQRコードで申告できるため便利でおすすめです。 ベトナムと日本を行き来する際には、事前に航空会社のウェブサイトや関連機関のサイトをチェックするのがおすすめです。 航空会社のサイトでは、預け入れ荷物や手荷物の規定がわかりやすく掲載されており、持ち込み禁止品や制限品のリストも簡単に確認できます。 同様に、関連機関のサイトでも、入国時に持ち込みが制限される品目についての情報が提供されています。 規定は変更されることもあるので、一時帰国の際は最新の情報をご自身で確認するようにしましょう。
- 2024.04.22
日系企業のベトナム進出!躍進する有名企業と今後期待の日系企業をご紹介!
今や世界でも有数の日系企業進出国であるベトナム。 日本企業の現地法人数が多い国ランキングで、1位中国、2位アメリカ、3位タイ、4位シンガポールに次いで5位となっています。 順位 国名 日系企業現地法人数 1位 中國 6,862 2位 アメリカ合衆国 4,222 3位 タイ 2,753 4位 シンガポール 1,576 5位 ベトナム 1,463 ※海外企業進出総覧国別編(2023年版)より抜粋 また、数年前と比較すると、ベトナムの日系企業数の伸び率は急激で、4位のシンガポールに迫る勢いです。 日系企業が今急速に進出を果たしているベトナムですが、ベトナム国内ではどのような日系企業が有名なのでしょうか? こちらの記事では現在のベトナムでの日系企業進出状況とベトナムで有数の日系企業を紹介していきます。 これからベトナム移住を検討している方や、仕事でベトナムに関わりのある方は必見です! ベトナムは現在世界有数の日系企業進出国であることを紹介しましたが、ここまで日系企業が進出するようになったのは1990年代までさかのぼります。 1986年にベトナムがドイモイ政策を採択し市場経済への移行を進めたことをきっかけに、外資を投入し外国企業の投資先として誘致する政策を始めました。 ベトナムは豊富な労働力と人件費の安さによって製造業にとって魅力的な国ではありますが、当時は製造業を誘致する場所がなかったため、日商岩井(現:双日)と住友商事の2社が工業団地建設を行い、大手企業の進出を後押ししました。 そこから徐々に製造業のベトナム進出が進み、2000年代になると保険や金融業など製造業と密接にかかわる業種の進出が進み、2010年を過ぎる頃からは飲食業やIT企業、各業界の中小企業なども進出を図るようになりました。 その結果、現在ホーチミン商工会議所への登録企業が1052社(2024年4月現在)(※1)、ハノイ・ハイフォン等を含む北部を管轄するベトナム商工会議所の登録企業が1,541社(2024年4月現在)、ダナンが約130社、合計3000社近い企業が登録しています。 外務省の海外進出日系企業拠点数調査(※3)によると2022年時点では、ベトナム進出日系企業は2373社と発表されていましたが、直近2年での進出企業数の多さを実感するとともに、もちろん登録していない企業も沢山あるため実際はもっと多くなると思われます。 進出企業数が増えると同時に、在住邦人数も軒並み増えており、コロナ禍で少し目減りしたものの2万人を超える日本人がベトナム在住となっています。 今後も増えることが予想されており、日系飲食店などの進出も加速しています。 ※1ホーチミン日本商工会議所より抜粋 ※2 ベトナム日本商工会議所より抜粋 ※3 海外進出日系企業拠点調査/外務省より抜粋 ベトナムには2000を超える日系企業が進出していることを先述しましたが、実はベトナム人にとって欠かせない有名な日系企業も沢山あります。 誰もが知る有名企業から、ベトナム現地で広く愛されている企業、今後の躍進が期待される企業まで、激戦した5社をこちらで紹介します◎ 世界のHONDAはもちろんベトナムでもトップクラスに有名な企業です。 世界中どこに行っても知られている会社と言っても過言ではありませんが、ベトナムはその中でも特にHONDAの認知度は高い国ではないでしょうか。 ベトナムは世界屈指のバイク大国であり、人口100人あたりバイクの所有率が72台(2020年現在)。子供を抜けば実質1人1台持っていると言えるでしょう。 そんなベトナムで最初に普及した二輪車がホンダなのです。そのため『HONDA』を知らない人はベトナムにはいない、非常に有名な日系企業です。 現在もなお、ベトナムでのバイク販売台数はHONDAがシェア1位です。 続いては日本でも誰もが知っているUNIQLO。 UNIQLOはベトナムでも今や知らない人はいない程有名で、どこのショッピングセンターに行ってもテナントが入っている程です。 日本ではファストファッションで低価格かつ高クオリティが売りのUNIQLOですが、ベトナムでは中価格帯でクオリティが高いブランドです。 ベトナムの一般家庭では少々手が出しにくく、セールになっている商品を買うベトナム人も多いようで、人気の高さがうかがえます。 クオリティが高いことはベトナムでも広く知られており、UNIQLOは何回洗ってもくたくたにならず、仕事などで着ている人も多くいます。 日本製品かつ場面を選ばないシンプルなデザインで、何か困ったときにUNIQLOが近くにある安心感は大きいのではないでしょうか。 日本と比較すると価格は30~50%程割り増しされているので、日頃からの愛用品などは日本への一時帰国時にまとめて購入がおすすめです。 日本ではワンタン麺でおなじみのAcecook。実は日本国内よりも収益が高いのはベトナムエースコックであり、ベトナムで大成功した日系企業のひとつです。 Hao Hao(ハオハオ)という即席めんシリーズはベトナムの国民食で、あまりにもベトナムに根付いていることからAcecookはベトナム企業だと思っているベトナム人も少なくありません。 ベトナムでは即席めんが安くて美味しい日常食として、食卓には欠かせないものとなっており、その先駆けとなったのがAcecookなのです。 Hao Haoに加えて、インスタントフォーや春雨などの様々なインスタント食品を展開しており、日本人の口に合うもの多いためお土産にもおすすめですよ。 どこのスーパーやコンビニに行っても絶対に売っていますので、是非お試しください◎ コーヒーで有名な日本企業の一つがUCCですが、コーヒー大国ベトナムにも進出しているのがUCC上島珈琲ベトナムなのです。 駐在員事務所を置いていましたが、2018年に現地法人を設立し、同社が運営するカフェ「UCCコーヒー・ロースタリー」がホーチミンにあります。 ベトナムは従来よりコーヒー文化が長く根付いていますが、ロブスタの苦みの強い豆をコンデンスミルクなどでマイルドにして飲むベトナムコーヒーが主流でした。 しかし近年スターバックスなどのエスプレッソ系飲料に加え、最近では高品質な豆を使用し、一杯ずつハンドドリップで淹れるサードウェーブやスペシャリティコーヒーがブームになりつつあります。 UCCコーヒー・ロースタリーもまさにその一つで、ベトナムのおしゃれな若い世代からの人気が高まっており、ワッフルやサンドイッチなどの軽食も美味しいと話題です。 世界第2位を誇るコーヒー豆の生産地かつ、カフェ激戦地であるベトナムで挑戦し、高い人気を誇るUCC上島珈琲ベトナムに今後も注目です◎ システムキッチン・システムキッチン・バスを中心とした住宅設備機器メーカー・タカラスタンダード株式会社が、現在ベトナムのキッチン業界で人気急上昇中なのです。 高温多湿なベトナムの気候にぴったりの、湿度や熱に強く水分や汚れに強い素材『高品位ホーロー』を使用したシステムキッチンで、現在ベトナム国内での売上を順調に伸ばしています。 ハノイのHDIタワーのキッチンに採用されるなど、現在ベトナム国内のキッチンや洗面所事情の品質向上に一役かっている企業です。 まだまだホーロー製品の良さはベトナムで普及中のため、今後もショールームを増やして実際に見てもらえる機会を増やしていく予定のタカラスタンダード。 ベトナムでのさらなる活躍が期待されている企業です! 現在ベトナムに進出する企業が2000社を超えるに至った変遷を紹介しました。 実際にベトナムに住んでいる筆者は、日々肌でベトナムの経済成長を感じ、至る所で日系企業の存在を目にしています。 ただ、ドイモイ政策を皮切りに1990年代からここまで日系企業が進出する背景には、ベトナム人が勤勉であることや経済成長を果たすため国を挙げて尽力したこと、日系企業の努力など様々な要因がありました。 また、同じ日本人としてはベトナムで活躍している日系企業が多く存在していることは誇りであり、今後の日越経済のさらなる成長に期待します。 先駆者たちが作り上げたベトナムの親日に感謝しつつ、筆者もベトナムへ貢献できるよう尽力したいと思うばかりです。 これからベトナムにかかわる仕事をする方々にとってこちらの記事が参考になれば幸いです。













