- ダナン編
- 2024.10.23
「ダナンに移住してみたいけど、本当に暮らしやすいのかな…」
「物価が安いと聞いたけど、実際どれくらい安いんだろう?」
このような疑問を抱えていませんか。
ダナンは、観光地として有名なだけでなく、移住先としても注目されています。
温暖な気候、美しいビーチ、そして治安が良いという魅力が多くの人を惹きつけています。
さらに、英語が通じやすいといった利点も、海外生活を検討している方にとって大きな魅力です。
今、ダナン移住を検討している方や海外での生活にあこがれを抱いている方は、ぜひこの記事を参考にしてください。
この記事では、ダナンでの生活が気になる方に向けて、
- ダナンの基本情報
- ダナンで生活する際の具体的なメリット
- 逆に考えておきたいデメリット
について、ダナン在住の経験を交えながら解説しています。
海外生活や旅行を検討している方は、自分に合った環境なのかしっかりと見極めることが大切です。
この記事が、あなたの新しい生活のヒントになれば嬉しいです。
ぜひ参考にしてみてください!
ダナンとは?
ダナンはハノイやホーチミンに次ぐベトナム第3の都市であり、国内外から観光客が訪れる一大観光地でもあります。
特に白砂のビーチや手付かずの自然、ユネスコ世界遺産に登録されたホイアンやフエへのアクセスの良さが、多くの人々を引き付ける要因となっています。
さらに、インフラ整備が進み、国際空港もあるため、交通の便が良く、観光だけでなくビジネスや移住先としても注目されています。
また、ノマドワーカーにとっても魅力的な都市です。
Wi-Fi環境が整ったカフェやコワーキングスペースが増えており、リモートワークに最適な場所として評価されています。
物価が安く、住居費や食費が抑えられるため、生活コストを低く抑えつつも快適な暮らしを実現できます。
特に、海を眺めながら仕事ができる環境や、仕事後にはビーチでリラックスできるライフスタイルは、他の都市にはない大きな魅力と言えるでしょう。
ダナンで生活するメリット
ダナンでの生活には、多くのメリットがあります。
観光名所の豊富さ、物価の安さ、治安の良さなど、魅力的なポイントがたくさんあります。
これらの要素が揃っているため、快適で充実した生活を送りたい方にとって、ダナンは非常に魅力的な都市といえるでしょう。
ここからは、ダナンで生活する具体的なメリットについて、さらに詳しく解説していきます。
観光名所が豊富
ダナンには、美しいビーチや歴史的な建造物など、観光名所が数多く存在します。
これらは、生活を豊かにし、休日の過ごし方の選択肢を広げてくれる重要な要素です。
まず、ダナンを代表する観光スポットとして挙げられるのが「ミーケビーチ」です。
世界で最も美しいビーチの一つとされ、透明度の高い海と白い砂浜が特徴です。
朝や夕方の散歩、ビーチでのリラックスなど、リフレッシュするのに最適な場所であり、観光だけでなく、ダナンに住む人々の日常の一部としても親しまれています。
また、「バナヒルズ」も見逃せません。
標高1,400メートルの山の上にあるテーマパークで、ヨーロッパ風の建物や花々が彩るエリアが広がっています。
特に「ゴールデンブリッジ」は、手で支えられた橋のデザインがユニークで、多くの観光客が訪れています。
これらのスポットは家族や友人とのレジャーにも最適で、特別な時間を過ごせるでしょう。
さらに、ダナンから少し足を伸ばすと、ユネスコ世界遺産にも登録されている「ホイアン」にアクセスできます。
ランタンが灯る夜の街並みは幻想的で、散策するだけで心が癒される場所です。
さらに、ダナンは観光だけでなく、お土産も豊富です。
例えば、地元の特産品である「フェヴァ チョコレート」は、上質なカカオを使用し、ユニークなフレーバーが魅力です。
他にも、環境に配慮した「RemakeFeedBag」は、再生素材を使ったファッションアイテムで、おしゃれに敏感な方へのギフトに最適です。
これらのお土産は、ダナンの思い出を自宅でも楽しめる一品ばかりです。
英語が通じやすい
ダナンはベトナム国内でも英語が通じやすい地域であり、外国人にとっても生活しやすい環境が整っています。
まず、ホテルやレストラン、観光スポットなどの主要な施設では、スタッフが簡単な英語を話せることが多いです。
観光客に対応するために、英語を話すことが求められる職場が多く、特に若い世代は英語力が高い傾向にあります。
例えば、レストランでのメニューの注文やホテルでのチェックイン手続きなど、基本的な会話は問題なく行えます。
さらに、ダナンには多くの語学学校があり、若者を中心に多くの人が英語を学んでいます。
そのため、タクシードライバーや市場の店員など、日常的に接する機会の多い人々も英語を理解してくれることが多く、コミュニケーションに困ることが少ないです。
ただし、年配の方の場合、英語を話せないことが多いため、注意しましょう。
2都市に比べて物価が安い
ダナンの生活費は、ハノイやホーチミンといった大都市に比べて物価が安く、経済的に余裕のある生活を送りやすいです。
まず、ダナンの家賃は他の主要都市に比べてかなり低い傾向にあります。
例えば、ハノイやホーチミンで同じ広さのアパートを借りる場合、ダナンではおよそ半分から3分の2程度の家賃で済むことが多いです。
そのため、同じ予算でもより広い住居や、景観の良い場所に住めます。
特に、ビーチの近くに安く住めるのは、ダナンならではの大きな魅力です。
次に、食費についても安く抑えられます。
ベトナムの名物料理であるフォーやバインミーも、100円~200円程度で食べられるため、外食を楽しみながらも家計に優しい生活ができます。
さらに、スーパーや市場での食材の購入費も他都市に比べて安く、家庭料理を楽しむことも負担になりません。
また、公共交通機関やタクシーの料金も低く抑えられており、移動費を気にすることなく、気軽に外出できます。
特に、Grab(アプリを使った配車サービス)を利用すれば、手頃な価格で移動できるため、日常生活での移動が非常に便利です。
治安が良い
ダナンはベトナムの中でも比較的治安が良く、安心して生活できる環境が整っています。
これも多くの外国人がダナンでの生活を選ぶ理由の1つです。
主要な観光地や公共の場では、警察のパトロールが頻繁に行われており、治安維持に努めています。
特に、ビーチ周辺や市街地など、人が多く集まる場所では犯罪発生率が低く、観光客も安心して観光を楽しめるでしょう。
また、地元の人々の性格も穏やかで親切なため、犯罪に巻き込まれるリスクが比較的少ないとされています。
例えば、ハノイやホーチミンでは、観光客を狙ったぼったくりがありますが、ダナンでは少ないです。
さらに、私の経験談になりますが、カフェでパソコンを置いたまま、トイレに行っても、盗まれなかったことがあります。
私のセキュリティ意識が低く、本来なら盗まれてもおかしくない状況でしたが、治安が良い地域だったため、盗まれませんでした。
治安が良いとはいえ、リスクが0というわけではありません。
当然のことですが、盗まれない対策は必ずしましょう。
比較的渋滞が少ない
現在、渋滞はベトナムでは社会問題になっています。
特にホーチミンの渋滞は数千万円の損失に繋がっているとニュースになりました。
しかし、ダナンは他の大都市に比べて交通渋滞が少なく、渋滞に悩まされにくいメリットがあります。
ダナンの都市設計は交通の便を考慮して計画されており、主要な道路が広く、交通量が分散されています。
そのため、朝夕の通勤時間帯でも、車やバイクの移動がスムーズです。
特に、市内中心部から郊外や観光地へとアクセスする道路が整備されているため、観光やレジャーでの移動もストレスなく行えます。
ヘルシーな食事が多い
ダナンはヘルシーな食事が豊富で、健康を意識した食生活を送りたい方にとって理想的な環境です。
まず、ダナンでは野菜や果物はもちろん、海に面した街ならではの新鮮な魚介類も豊富です。
これらの食材を使った料理は、油分や調味料が少なく、素材の味を生かした調理法が主流です。
特に、ベトナム料理の特徴であるハーブや香辛料を使ったメニューは、風味豊かでありながら低カロリーなものが多いです。
代表的なヘルシー料理として、ダナン名物の「ミークアン」があります。
これは、ターメリックで色づけされた米粉の麺に、エビや豚肉、野菜を乗せ、香草を添えた料理です。
スープは少なめで、全体的にあっさりとした味わいが特徴です。
ボリュームがありながらも、脂っこさが少ないため、健康的な食事を楽しめます。
また、ダナンではベジタリアンやヴィーガン向けのレストランも増えており、肉や魚を使わない料理も手軽に楽しめます。
例えば、ベトナム風春巻き「ゴイクオン」は、ライスペーパーに新鮮な野菜とハーブ、エビや豚肉を包んだもので、ヘルシーな一品です。
ヴィーガンバージョンでは、エビや豚肉を豆腐やきのこに代用したものが提供されることもあります。
ダナンで生活するデメリット
ダナンでの生活には多くの魅力がありますが、もちろんデメリットも存在します。
主なデメリットとして、辛い食べ物が多いこと、日中の日差しが非常に強いこと、夕立が多いこと、そして関西からの直通便がないことが挙げられます。
これらの点については、生活の快適さを考える上で重要な要素となります。
以下で、これらのデメリットについて詳しく解説していきます。
辛い食べ物が多い
ダナンの食文化は、辛い味付けが特徴的です。
ベトナム料理全般に言えることですが、特にダナンでは辛味を効かせた料理が多く、辛いものが苦手な方には少しハードルが高いかもしれません。
例えば、「フーティウ」という米粉を使った麺料理があります。
スープや具材に唐辛子をたっぷりと使うため、見た目からして真っ赤なことも多く、辛さが苦手な人には一口でもかなり刺激的に感じられるでしょう。
フーティウは美味しい料理ではありますが、辛さのレベルは非常に高く、気軽に試せるものではありません。
また、ダナンのストリートフードの多くには、唐辛子やピリ辛のソースが欠かせません。
例えば、バインセオという米粉の生地にエビや豚肉、もやしを包んだ料理やバインミーというベトナム風サンドイッチなど、様々な料理に辛い調味料が使われています。
これらは現地の人々にとって日常的な味ですが、辛味に慣れていない方には辛く感じることがあるでしょう。
辛い料理への対策としては、注文時に「コン・カイ(辛くしないで)」と伝えることで、辛さを抑えた調理をお願いできます。
また、辛味を中和するために、ヨーグルトや甘い飲み物を一緒に摂ると良いでしょう。
辛い料理を食べる際には、口内が荒れないよう、事前に乳製品を摂取するのも効果的です。
日中の日差しが強すぎる
ダナンは熱帯気候に属しており、特に日中の日差しが強烈です。
年間を通じて高温多湿な気候であり、日中の気温は30度を超えることが多いため、外出時には注意が必要です。
紫外線の量も日本より多く、肌や目に与える影響が大きいため、紫外線対策は欠かせません。
現地の人々も、日中の外出時には薄い長袖や帽子、サングラスなどを着用して、紫外線から身を守っています。
日差しの強さに対する対策としては、まず外出する時間帯を工夫することです。
午前中の早い時間帯や夕方以降に外出することで、直射日光を避けられます。
また、適度な水分補給を心がけ、休憩を挟むことで、体調を管理しましょう。
冷たい飲み物やアイスクリームなどで体を冷やすのも効果的です。
夕立が多い
ダナンでは、特に雨季の時期に夕立が頻繁に発生します。
これは、熱帯気候に特有の現象で、突然の激しい雨が日常的に起こることがあります。
雨季は9月下旬~1月にかけて続き、この時期には短時間で大量の雨が降るため、予定していた外出に支障をきたすことがあるでしょう。
さらに、夕立の影響としては、道路が冠水しやすくなることが挙げられます。
インフラが整ってきているものの、市内の排水設備は十分に整備されていない箇所も多く、激しい雨が降ると一部の道路で水が溜まることがあります。
夕立に対する対策としては、常に折りたたみ傘やレインコートを持ち歩くことが挙げられます。
突然の雨にも対応できるよう、カバンの中に常備しておくと良いでしょう。
関西からだと直通便がない
コロナによる影響で、ダナンから大阪への直通便がなくなり、アクセスしづらくなりました。
ベトナム航空は2024年2月にダナンから大阪への直通便を再開すると発表しましたが、2024年10月現在も中止されたままです。
(https://www.aviationwire.jp/archives/280676)
そのため、残念なことに関西周辺に住んでいる方がダナンに行くには乗り継ぎが必要となります。
私は関西出身のため、日本へ帰る時は関西国際空港に行く飛行機に乗ります。
ですが、ダナンから関西国際空港に行くには、ハノイやホーチミンなどを経由して乗り継ぐ必要があります。
そのため、直行便があるハノイやホーチミンと比べると、航空運賃が高くなってしまうんです。
加えて、乗り継ぎの際には荷物の受け取りや再度のチェックイン、入国審査など、手続きが増えるため、体力的にも負担がかかります。
関西周辺に住んでいて、ダナンに行こうと考えている方は、乗り継ぎの時間を余裕を持って設定し、待ち時間をリラックスして過ごせるように準備しておきましょう。
まとめ
ダナンは美しい自然や充実した観光名所に加え、生活費の安さや治安の良さといった、生活を豊かにする多くのメリットを持っています。
一方で、辛い食べ物や日中の強い日差し、そして関西からの直通便の不便さなど、デメリットも存在します。
しかし、これらの点も事前に対策を講じることで、十分に快適な生活が可能です。
ダナンは、多様なライフスタイルに対応できる都市であり、観光客や移住者、ノマドワーカーにとっても理想的な場所と言えるでしょう。
ダナンでの生活を検討している方にとって、この記事が参考になれば幸いです。