日本からベトナムへの転職がきまり、引っ越しが決まったら、次に必要なことは家を決めること。
異国の地で住むところが決まらないのは不安ですよね。
ましてやベトナムでの家探しとなると、不動産仲介業者を頼ればいいの?ベトナム語でなくても対応してもらえるの?などと様々な疑問が出てくると思います。
こちらの記事では部屋の探し方やエリア、価格帯別の物件をご紹介していきますので、これからハノイで家を探す方は必見です!
特に、筆者のように現地採用で会社から家賃の補助がない方は、1000ドル以下の家賃目安になることを想定し、こちらでは家賃1000ドル以下の物件をご紹介します。
物件の探し方
①日系の不動産仲介業者に依頼
最も多いパターンが、日系の不動産仲介業者にメールや電話をして、部屋探しの依頼をするという方法です。
ハノイだけでも日本人スタッフもしくは日本語が話せるベトナム人がいる会社は複数あります。
筆者もベトナムに来た当初は知人もいなかったため、エージェントにメールを送って物件の候補を出してもらったうえで、内見に行きました。
日本からベトナムに来てすぐに家探しをしたい方は、メールで事前に連絡をしておくと到着日に内見もできるのでスムーズです◎
※借りる側が不動産仲介業者に手数料を支払う場合は少ないですが、部屋のオーナーがエージェントに手数料を支払うため、エージェントを通すことで家賃を上げている場合があります。
≪ハノイの日系不動産エージェント≫
① VIETNAM HOUSE (ベトナムハウス)… 日本人スタッフ・ベトナム人の日本語対応スタッフがおり、沢山物件情報を出してくれる◎
②ハノイリビング… 日本人スタッフによる土日祝対応のきめ細かな対応が好評です◎
③DRAGON HOUSING (ドラゴンハウジング)…日本人が対応の不動産エージェント
④エイブルネットワーク… 日本でおなじみのエイブル!ベトナム在住歴15年以上の日本人スタッフの対応+仲介料無料で安心です!
②SNS(Facebookなど)で直接オーナーと交渉
ベトナムではFacebookのグループを通じて部屋の貸し借りをすることは一般的です。
個人間でのやりとりとなるため、安く借りられたりオーナーと直接交渉により家具を追加してもらえたり好条件に話が進むことがメリットです。
一方で、個人でのやりとりかつベトナム語もしくは英語でのやりとりとなるため、トラブルもつきものです。初めてベトナムで部屋を借りる方には、こちらの方法はあまりお勧めしません。
筆者はエージェントにお願いしつつ、Facebookでも物件を探すようにしていました。
下記のグループは毎日何件も物件情報がアップされ、英語表記も多いので筆者はよく活用していました。
Hanoi Massive Tay Ho Housing (Tay Hoエリアを中心とした物件情報が日々更新されるFacebook グループです。)
気になる物件があったら、出品者に直接メッセージで内見依頼や条件確認ができます。
③知人から紹介・引継ぎ
ハノイに知人がいる場合には、物件やオーナーさんを紹介してもらうというのも一つの手です。
実際に住んでいる方からの情報は周辺情報なども聞けるので、希望に合った立地や物件が見つけやすくなりますね◎
ハノイのおすすめエリア
Ba Dinh区/バーディン区(キンマー・リンランエリア)
バーディン区はハノイの中心にあり、大きなショッピングセンターや日本大使館、日系レストランが立ち並ぶエリアで便利なエリアです。
その他の主要エリア(タイホー、ホアンキエム、コウザイなど)にも足を伸ばしやすく、多くの日本人が住む地区となっています。
日系レストランや日系スーパーが集中する日本人街と呼ばれるリンランエリア・キンマーエリアもこのバーディン区に位置しており、英語やベトナム語が苦手な方も安心して住めるエリアです。
特に男性の一人暮らしの方はこのエリアに住んでいる方が多く、サクッと晩御飯を日系レストランで食べて帰ったりスーパーでお惣菜などを購入されている印象です。
Tay Ho区/タイホー区(クアンアンエリア)
タイホーエリアはハノイ中心部の西側のタイ湖に位置し、特に日本人の方が多いのは湖の東側(クアンアンエリア)になります。
このエリアは欧米人の方が多く住んでおり、イタリアンやフレンチ、カフェなどがたくさん並ぶエリアです。
また、最近ではコンドミニアムと呼ばれる大きなレジデンスが多数建設されており、日本人のファミリー層にも人気です。
湖周辺はお散歩もでき、おしゃれなお店も多く、女性に人気のエリアです◎お部屋もスタイリッシュなお部屋がリーズナブルに借りれるのも嬉しいポイントです!
筆者も3年半このタイホー地区で生活をしていましたが、とてもお気に入りのエリアでした。
Hai Ba Trung区/ハイバーチュン区(ブイティースアンエリア)
観光地ホアンキエムの南に位置するハイバーチュン区は、第二の日本人街があり日系レストランが集まるエリアがあります。
ハノイの南エリアの工業団地に勤務する方には、ハノイ市内の渋滞を避けることができるため特に人気の地区です。
ローカルと交じり合うエリアなので、ベトナムの雰囲気やベトナムローカルレストランが好きな方にはおすすめです!
価格帯別の物件紹介
ベトナムの物件は探せば100ドルから見つけることもできますが、一定の清潔感やクオリティを担保され、ハノイの中心部に住むことを考えると最低300ドルからが目安となります。
また、物件紹介の際には一目で価格帯が分かりやすいようにドル表記が標準ですあ、ドルをベトナムドンに換算してベトナムドンで支払いをするのが一般的です。そのためこちらの記事でもドル表記での記載とします。
350ドル以下(約50,000円以下)
350ドル以下でも物件を探すことはできますが、基本的にはワンルーム・30㎡前後が目安となり、バスタブなしの物件がほとんどです。
まれに1ベッドルームの35㎡ほどのお部屋があるとラッキーです◎
ワンルームでコンパクトな部屋でもいいから、とにかくコストは下げたい!という方は探せますので安心してください。
この料金でもサービスアパートメントに住むことは可能で、家具付き・掃除や洗濯サービスも含まれていることが多いので、スーツケース一つで生活をスタートすることができますよ◎
≪お部屋の例≫300ドル/Tay Ho エリア/ 1ルーム 20㎡
*写真参照元: VIETNAM HOUSE
350~600ドル(50,000円~85,000円)
日本人の現地採用者が住んでいる家賃相場で最も多いのがこちらの価格帯ではないでしょうか。
500ドル前後支払うと、築年数の浅い40~60㎡の1ベッドルームのお部屋に住むことができます。
筆者が以前住んでいた部屋もこの価格帯でしたが、築3年・50㎡・バスタブ付き・週に2回掃除洗濯リネン交換付き・Wifi&ケーブルテレビ完備と申し分ないお部屋でした。
≪お部屋の例≫ 450ドル/Tay Ho エリア/ 1ベッドルーム 50㎡
600~1000ドル以下(85,000円~150,000円)
600ドルを超えると1ベッドルームでも新築や2ベッドルームの広い部屋を借りることができます。
リビングの使用時間が長いくゆとりのある空間を求められる方、バルコニーでくつろぎの時間を持ちたい方などにお勧めの価格帯です。
800ドルからはジム・プール付きのコンドミニアムも借りられる価格帯になります。
憧れのコンドミニアムは日本では数十万しますが、ハノイなら10万円程度で借りられるので夢のジム・プール付き生活が始められますよ◎
コンドミニアムはサービスがついていないことが多いので、掃除や洗濯付きを希望する場合は追加料金を支払うとサービスを追加することができます。
≪お部屋の例≫ 650ドル/ Tay Ho エリア/1ベッドルーム 70㎡
まとめ
現在円安が続いている影響で、日本円で計算すると意外と高く感じるかもしれませんが、日本で同程度の部屋と比較すると格安です!
広いバルコニー付きのお部屋やキングベッドでの生活など、みなさんが送りたいハノイ生活はイメージできましたでしょうか…?
この記事でご自身の予算と、実際のハノイのお部屋のイメージがリンクできたら嬉しい限りです◎
快適でライフスタイルに合った素敵なお部屋が見つかり、最高のハノイライフのスタートが切れることを願っております!