東南アジア比較!インドネシアとベトナム:異なる国の魅力を徹底比較

東南アジア比較!インドネシアとベトナム:異なる国の魅力を徹底比較

これから東南アジアへの海外移住を検討している方にとって、事前にその国を知ることはとても重要ですね。

東南アジアで圧倒的に日本人在住者が多い国といえばタイですが、タイは近年物価上昇が激しくコストを抑えたい方にとってはあまりおすすめではないかもしれません。

タイに次いで近年日本人が多く住む東南アジアの国と言えば、インドネシアとベトナムがあげられます。

両国とも在住日本人は約2万人と非常に多くなっています。

そんな二国を行き来している筆者が、日本人が住むという視点で徹底的に比較をしていきたいと思います◎

東南アジア移住を検討している方は是非読んでみてくださいね!

 

インドネシアとベトナムはどんな国!?

インドネシア

インドネシア共和国は東南アジア南部に位置し、人口世界第4位の2億9,000万人を有する何千もの火山島から成る国です。

首都はジャカルタで、公用語はインドネシア語。1100万人以上がジャカルタに住んでいるため交通渋滞が非常に問題となっています。

また、人口の9割近くがイスラム教徒のためヒジャブを被っている女性をよく見かけたり、一部のスーパーやレストラン以外ではお酒の提供が禁止されています。

オオトカゲやゾウやオラウータンなどの動物が生息する広大なジャングル、一大リゾートとして大人気のバリ島など自然に満ち溢れた島国です。

ナシゴレンやサテなど日本人にも人気の高いインドネシア料理もおすすめですよ!

 

ベトナム

ベトナム社会主義共和国は東南アジアの東に位置し、約1億人の人口を有する国です。

首都はハノイで政治のお膝元、経済の中心地は南部ホーチミンにあり発展めがざましい都市です。

世界でも限られた社会主義国ですが、経済は資本主義で自由経済の側面も強く、ホーチミンは特に外資系企業の進出も増えています。

平均年齢32歳と若く勢いがあり、50年間で人口が2倍になった、今後さらなる成長が見込まれている国でもあります。

観光業や工場進出などが増えており、日本からの駐在者や旅行者にも人気の国です。

フォーや春巻きなど近年日本人にも人気のあるヘルシーなベトナム料理は日本人の口にも合うので非常におすすめです!

 

インドネシアvsベトナム項目別徹底比較!

インドネシアのビジネスといえばジャカルタ、ベトナムはホーチミンを中心に様々な項目で比較をしていきたいと思います。

ベトナムはハノイに住む方も多いですが、人柄や気候など異なることも多いため、より多くの日本人が住むホーチミンを中心にみていきましょう◎

 

①人柄

 

それぞれを一言表すと、インドネシア=のんびり、ベトナム=パワフルでしょうか。

穏やかなのんびりした人柄を好む方はインドネシア、ちゃきちゃき仕事を進めてほしい方はベトナムが合っているかもしれません◎

 

インドネシア

インドネシアの人々はとにかくのんびりいつもにこにこしています☺

優しい笑顔で挨拶やお礼を言ってくれるので、気付いたらこちらも笑顔になってしまう素敵な国民性です。

誰に挨拶しても笑顔で返してくれ、『Terima kasih☺(ありがとう)』を店員さんや警備員さんがいつも言ってくれるのでほっこりしますよ◎

一方でのんびりしているがゆえ、仕事の進捗が遅い…という難点があります。笑

お願いした仕事がいつまで経っても終わらないという管理職の嘆きを聞くことがよくあります。

また、インドネシアでは労働者を守る規制が強いことからも、欠勤が非常に多いなどの悩みも絶えません。

 

ベトナム

ベトナムの人々は北部と南部でも傾向が分かれますが、総じて明るくパワフルな国民性です。

ハノイの方がきっちりと真面目な印象が強く、ホーチミンなどの南部はのんびり大らかな方が多い印象です。

日本でも沖縄はのんびりしている、など暖かいところの方がのんびりしている人が多いのかもしれませんね◎

また、家族や友人をとても大切にするため、一度仲良くなると親の様に心配やお世話をしてくれるとても温かい方が多いです!

そうはいってもインドネシア人と比較すると、パワフルで物事をはっきりと言い、自分の主張を通します。

また、自分の非を認めない、言い訳をよくする方もおり、仕事でミスをしても反省しない…などのお困りの声をよく聞きます。

 

②気候

 

両国とも乾季と雨季に分かれており常夏で年中暑いが、1日中雨が降ることはなく過ごしやすい。

気温も一定なので体調管理がしやすく、花粉がないのが嬉しいポイント!

ジャカルタは大気汚染が世界でもトップクラスなので要注意。

 

インドネシア

1年の中で雨季と乾季に分かれるインドネシア。5月~11月が乾季、12月~4月が雨季シーズンで乾季は雨はあまり降らず、ずっとお天気が続きます。

雨季になると1日のうちの数時間のみスコールが降り、スコールが止むと涼しくなるという繰り返しです。

年間を通して暑く、基本的に1年中半袖で過ごすことができますが、室内は非常に冷房が効いており長袖でも寒いくらいですので、羽織は持っていた方が良いでしょう。

そして、ジャカルタの最大の難点は大気汚染です…

世界でもトップクラスの大気汚染がひどい場所ですので、どんより曇っている日が多く体調を崩しやすいです。

外を歩くときはマスクをしている人が多く、あまりにひどい日は外出を控える方もいる程です。

ただ、ショッピングモールやカフェなどが充実しているので、室内で1日過ごせますのでご安心ください◎

 

ベトナム

ベトナムは北と南で気候が全く異なり、北部ハノイは日本と同様に四季があります。

一方でホーチミンはインドネシアと似ており乾季と雨季に分かれていますが、時期は真逆の4月~10月が雨季、11月~3月が乾季です。

雨季になると午後から夕方にかけて1~2時間スコールが降り、止むと夕方から涼しくなるという日々です。

乾季は毎日青空で日差しが強烈で、35度前後の日々が続き非常に暑いので日中は室内にいることが多くなります。

雨あがりの涼しくなった夕方のお散歩は気持ち良くておすすめですよ◎

 

③治安

 

どちらも比較的治安は良いが、インドネシアは特に夜の女性の一人歩きには要注意。

ベトナムはバイクの逆走や信号無視など交通マナーに注意が必要です!

 

インドネシア

インドネシアは9割がイスラム教徒の国ですが、キリスト教徒なども一定数いる多宗教国家です。

比較的治安はよく、昼間であれば、女性がひとりで歩くことはとくに問題ありませんが、人通りの少ない道は避けた方が安心です。

夜間は犯罪に巻き込まれる可能性が高まるため、女性はもちろん男性も夜の外出はできる限り控えた方が良いでしょう。

筆者がジャカルタが来た際には、20時以降の一人歩きは大通りでなければ避けた方が良いと言われています。

人気のない道や特に北部コタエリアでのスリやひったくりなどには注意が必要です。

在住者もコタエリアは空気が変わる、夜には特にあまり行かないようにしている、などの声を聞くことがあります。

しかし実際に生活をしている筆者にとっては、夜や一定エリアに気をつければ日常生活に危険を感じることはありません。

 

ベトナム

ベトナムは比較的治安のよい国で、女性の一人歩きも問題ありません。

観光地エリアなどに行くと、スリやひったくり、空港でのタクシーぼったくりなどは聞くことがありますので注意は必要です。

ですがハノイとホーチミンに住んだことがある筆者は、日本に近い感覚で夜に一人で出かけても全く問題ありません。

移動はタクシーやGRABを使用するため、目的地から自宅まで外を歩く必要がないということもあり、日々の生活において危険を感じたことはありません。

注意点といえば、バイクが非常に多いため、外を歩くときにバイクにひかれないように気を付けることは必要かもしれません。

交通ルールがあってないようなもので、信号無視や逆走は多く、周りを見て注意して歩くようにしましょう。

インドネシアは車が停止してくれたり、歩行者にも優しいのでこの点はインドネシアに軍配ですね!

 

④生活

 

日本人が生活をする場合、街歩き、カフェ、お酒好きにはベトナムをおすすめ。

お買い物、利便性、言語の壁の低さを求める方にはインドネシアをおすすめ。

 

インドネシア

筆者がジャカルタに住んでみた感想としては、想像の何倍も都会で便利だということ。

想像もしていなかった超高層ビルが建ち並び、発展したショッピングモールがいくつもあるのです!

24時間営業しているコンビニもありますが、スーパーやレストランは22時には閉まる店舗がほとんどです。(コンビニではお酒は買えません)

また、ジャカルタはメトロも走っており移動の選択肢がタクシーだけではないということが非常に便利なポイント◎

MRTと呼ばれるメトロは日本が関わったこともあり、日本の電車さながらの作りとなっています!

日本人向けのスーパーマーケットPapayaがジャカルタに4店舗ほどあり、日本食材や調味料に加えてお惣菜やお弁当も売っています。もはやここは日本…と感動してしまいます。(上記写真参照)

また、インドネシア語はとても習得しやすい言語であるため、現地語を少し学習するだけで現地人と馴染みやすいというのも嬉しいポイントです◎

一方で、渋滞がひどく移動時間の予測が立てられないところや、歩道が少なく街歩きがあまりできないことがマイナスポイントです。

ビジネスマンの方は、数キロ先のアポのために1時~2時間前から出発するのが普通です。

 

ベトナム

ベトナムのホーチミンは特に日々発展しており、日本人が日常生活を送るのに困ることはあまり多くありません。

現在ホーチミンは飲食店バブルを迎えており世界屈指の日本食激戦区となっています。コンビニもファミリーマート、セブンイレブン、ミニストップなど各種あり、深夜の買い物も可能です。

また、お酒やカフェが好きな方にも朗報です!ベトナムではスーパーではビール一本60円程度。飲み放題ですね。笑

また至る所に素敵なカフェがあるので、カフェ好きにもたまらないのではないでしょうか◎

一方移動手段は基本的にタクシーやバイクタクシーが中心で、電車はまだ開通していません。

バスもありますが、乗り降りのハードルが高く、日本人で使用している方は限られています。

基本的にはタクシーで問題ありませんが、大雨が降ると全くタクシーが捕まらないこともあるので、不便に感じることも少々あるでしょう。

また、大型ショッピングモールなどは限られるため、洋服や靴などは日本で調達してくる方が多いです。

 

まとめ

様々な側面からインドネシアとベトナムを比較してみましたがいかがでしたか?

筆者はハノイ、ホーチミン、ジャカルタに滞在経験がありますが、どの街もとても素敵でお気に入りで大好きです。

一方で、それぞれの街で特徴が異なるため、みなさまのライフスタイルや生活に求めるモノで街を選ぶと、より満足度の高い海外生活が送れること間違いなし◎

東南アジア移住で迷われている方にとってこちらの記事が参考になれば嬉しい限りです!

 

HRnavi べとわーく編集部

執筆者HRnavi べとわーく編集部

べとわーくを運営するHRnaviは、創業15年、ベトナムで唯一日系企業に特化したローカル人材会社です。また、べとわーく編集部は、ベトナム在住歴10年以上のメンバーを中心に構成しています。ベトナムにおけるお仕事、生活情報など、在住歴が長い人しかわからないようなコアな情報をお届けします。

有料職業紹介事業者の登録番号:No. 21862/SLĐTBXH-GP(更新日:2020年8月10日)

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